経営情報
情報連絡員情報
毎月、県下の各業界より48名の情報連絡員の景況判断とレポートをもとに集計しております。
計算式:(「増加」「好転」した組合数-「減少」「悪化」した組合数)/有効回答数 × 100
※ただし、在庫数量についてはマイナスの場合には好転、プラスの場合には悪化の方向としています。
天気図マークの基準は次のとおりです。  
快晴:30~10 くもり:10~△10 雨:△10~△30 大雨:△30以下
9 月 期 景 況 天 気 図
9 月 期 情 報 連 絡 員 報 告
食料品 味噌醤油
*9月の醤油・味噌の出荷量は、前年比微減。家庭用カテゴリーは、外出自粛に伴って家庭内調理が増加し、前年を上回っているようだ。しかし、業務用市場は、全般的に苦戦、最大の要因は飲食、宿泊業の休業や営業自粛によるもの。4~6月頃に比べると回復傾向も見られつつあったが、依然として厳しい状況が続いている。秋の行楽シーズンで期待大であったが、台風9号、10号と厳しい残暑が続き出荷量に影響を感じた。
 
冷凍水産食品加工業
*前年度に比較して低下傾向が継続している。10月には、十八銀行と親和銀行の合併が実行されるが、金融機関の動きに注目している。
 
食料品
*新型コロナ禍の影響で、駄菓子類や土産物用折り菓子の売上が減少している。今後のGоTоトラベル等に期待している。
 
麺類
*新型コロナウイルスの影響で、得意先(飲食店・宿泊施設・観光関連)の売上が大幅に落ち込んでいる。9月に入り観光客も若干戻りつつあり、落ち込みも底を打った印象はある。
 
麺類
*お土産関係の落ち込みが大きく、組合員への発注の落ち込みが続いている。
 
酒類
*課税移出数量は、清酒が前年同月比62.5%、本格焼酎は83.9%、全体では78.3%であった。在庫数量は、清酒が前年同月比103.8%、本格焼酎は104.7%、全体では104.6%であった。
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*新型コロナウイルスの影響による最悪期は幾分脱したようだが、新型コロナ発生以前の厳しさもあり先行きは明るくない。
窯業・土石製品 生コンクリート
*9月の出荷は前年比97.2%の実績で、県北地区が8月及び9月共に前年比約40%増であった。また上半期の出荷は前年比3.2%微増の実績で、前年並みとなった。県央・島原・下五島・対馬の技術センターにおいて、ISО17025の認証更新が無事行われJNLAに登録された。
鉄鋼・金属 金属製品製造業
*組合員全体の状況では、商談案件が少なく手持ち工事量が減少しており、厳しい状況が続いている。下期からの回復も望めそうもなく、雇用調整助成金制度を活用する組合員もある。舶用機械関係では、今のところ大きな落ち込みはなく推進中であるが、受注案件が従来に比べ機種が大型から小型へ変動している傾向にある。よって、売上額が下振れ気味となっている。火力その他では、商談が大きく減少しており、非常に厳しい状況にある。新型コロナウイルス感染防止から大口顧客との商談や工事においては、現地(国内)への人員派遣などリスクがあり、思うような活動ができない状況にある。
一般機器 一般機器
*製造系はまだかなり厳しい状況。守りながら攻めていくしかなく、テレワーク、リモート会議等新しいチャレンジを取り入れないと勝機をを見いだせない。
小売業 青果物販売
*9月に入っても新型コロナ禍の影響は続く。政府の支援策で若干賑わいは戻ってきているが、飲食関係の納品業務がまだ程遠い状況である。また、青果物の生育も日照不足の影響で入荷が少なくなっており、全体的に単価高となり小売も非常に売りにくい状況になっている。特に西瓜・メロン・巨峰等は品薄。取扱高は前年比105%、累計119%となる。
 
鮮魚介販売
*9月に入り時期的に売上増加と期待されたが、新型コロナウイルスの影響で好転せず、台風・時化続きで入荷量も少なく品揃えが大変な月であった。
 
食肉販売
*当月は月初から連続して大型台風の直撃を受け、通常の営業に大きな混乱を生じた。強風のために至る所で停電が発生し、当該地区に店舗がある組合員は設備装置が作動せずに、休業を余儀なくされたという報告も多々あった。前半の荒天続きで客足が減り、新型コロナ禍の営業に追い打ちをかけられた形となった。後半は徐々に持ち直したものの、イベント等の自粛もあり、売行きが伸びず売上・利益とも大きな減少となった。ただプラス面として、売上低迷により仕入価格が若干下落し、低レベルではあるが利益の方には僅かに貢献したようだ。
 
生花販売
*昼間の小売店舗販売以外の、夜の小売販売・卸業・加工・ブライダル・葬祭などマイナス傾向。ブライダルの増加がない限り、卸業も減少が続く。
 
石油販売
*4連休による需要押上げも期待されたが、新型コロナウイルスの影響と昨年の消費増税前駆け込み需要の反転などの影響もあり、需要の伸び悩みが続いており、前年対比10%程下回っている。4月及び5月に比べれば若干ではあるが需要の回復を感じているが、以前のような活気はまだ見られない。原油市場は、新型コロナウイルスの影響もあり不安定な状況が続いており、先行きは不透明。
商店街 佐世保市
*新型コロナウイルスの収束がまだ予想不能な状況下では、消費マインドは低迷せざるを得ない。商店街の通行数も回復できていない。「GоTоトラベル」や次に控える「GоTо商店街」など、国の施策も今一心に響かないのが現状ではないか。気候の良い10月に期待している。
 
島原市
*今年は夏の恒例行事である土曜夜市が新型コロナ禍で中止となり、何とか活気を取り戻そうと、今年度できたばかりの商店街女性会が女性からの目線と自由な発想で、出店者公募型の「市場」を催した。SNSなどで参加を募集し、手作りのアクセサリーや布マスク・雑貨・占いのブースなど32店舗が並び、商店街各店舗も売出しや飲食物テイクアウトも加わり、子供連れなどで久しぶりに賑わった。商店街が指定管理をしている「ゆとろぎの湯」の売上も、5月に昨対32%から8月62%、9月60%と相変わらず苦戦をしている。
サービス業 旅館業
*GоTоトラベルによる宿泊客の増加は見られるものの、限定的でまだまだの様子、10月に期待したい。
 
旅館業
*GoToキャンペーン利用者も徐々に増加しているが、雲仙市宿泊キャンペーン「半島」スキスキキャンペーンによる増加が大きい。引き続きGoToキャンペーン利用者にも期待したい。
 
飲食業
*4連休の人出が通常の連休並み近くになったが、それでも前年比料理店は△50~60%、物販店は△60~70%程度。GоTоキャンペーンで人出が目に見えて増した感覚はなく、10月に入っての地域共通クーポン利用開始からの動きを注視する必要がある。
建設業 建設業
*組合員の多くは、技術者や技能者が高齢化しているために新卒者や若年層の求人募集を行うが、県内企業より給与の高い県外企業を選び、地元企業への応募者が少ない。
運輸業 運送業
*9月は長距離の荷物が少なく、売上が減少した。土木関係の荷動きも少なく、厳しい状況が続いている。

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