経営情報
情報連絡員情報
毎月、県下の各業界より48名の情報連絡員の景況判断とレポートをもとに集計しております。
計算式:(「増加」「好転」した組合数-「減少」「悪化」した組合数)/有効回答数 × 100
※ただし、在庫数量についてはマイナスの場合には好転、プラスの場合には悪化の方向としています。
天気図マークの基準は次のとおりです。  
快晴:30~10 くもり:10~△10 雨:△10~△30 大雨:△30以下
10 月 期 景 況 天 気 図
10 月 期 情 報 連 絡 員 報 告
食料品 味噌醤油
*10月の醤油・味噌の出荷量は、前年比微減。業務用のマイナスは、なかなか回復傾向が見られなく依然として厳しい状況が続いている。新型コロナウイルス感染症拡大防止を目的とした緊急事態宣言の解除以降、回復基調となったが感染者が再び増加し苦戦、GoToトラベル等の効果も今のところ見られない状況。年末に向け正念場、出荷量増に繋がる販売拡大を願いたい。
 
冷凍水産食品加工業
*10月の売上は、昨年並みに回復してきた。但し、4~7月の売上悪化が影響し、上半期の営業成績は大幅に悪化している。練り製品業界は、秋から冬にかけての繁忙期に期待している。
 
食料品
*売上高については、新型コロナ禍による巣ごもり需要の影響により増加傾向にある。今後は、冬季用商品の売上増加に期待している。
 
麺類
*10月はこれまでに比べ観光客が戻ってきたものの、例年の水準には戻っていない。スーパー向けは前年並み、飲食店向けは減少、土産品は大幅に減少している。
 
麺類
*観光客の減少により土産品の低迷が続いている。スーパー向けは前年並み。
 
酒類
*課税移出数量は、清酒が前年同月比71.2%、本格焼酎は79.9%、全体では77.9%であった。在庫数量は、清酒が前年同月比105.4%、本格焼酎は104.1%、全体では107.7%であった。
印刷 印刷
*新型コロナの影響による最悪期からの回復も思いのほか期待できず、苦しい状況である。
窯業・土石製品 生コンクリート
*例年実施されている主任技師・技士受験対策講習会について、本年度はWebによる講習会を実施した。新型コロナの影響により順延されていた工場の品質管理監査が実施され、現在のところ工場の出荷する品質に問題があるような報告はなかった。
鉄鋼・金属 金属製品製造業
*団地全体としては、従来の顧客の仕事量が減少していることから、新規顧客の発掘や商談の模索を行ない愛知・三重地区へ出向いて新たな商談(自動車部品)を成立させた組合員が出てきた。団地としては、各社が連携し情報の共有化を図りながら、協力できるところはしっかりと協力していくことで合意している。舶用機械関係では、個別製品の台数は減少傾向であるが、大きく落ち込むことはないと見ている。しかし、造船所の建造量が増加しないと次年度以降がどうなるか不安な状況にある。火力その他では、新設大口プラントの動きもなく仕事量は減少傾向が続く。特に鋳物関係が大きく影響する。メッキ関連では、業界全体で造船関係の仕事量が従来ベースより30%ダウンとの報告があった。
一般機器 一般機器
*少しずつ回復している兆候はある。環境的には改善されていないため思うような動きは取れず、設備投資等前向きな考えには至らない。
小売業 青果物販売
*10月に入っても売上はなかなか上がらず、新型コロナ禍の影響は続く。出口が見えない状況に悶々とする日々が続く。特に、秋の大祭長崎くんちはもとより各地域の郷くんちが軒並み中止となったため、長崎市全体が盛り上がりに欠けた。青果物に関しては、夏場の長雨・曇天続きの日照不足の影響により、比較的に高値で推移した。取扱高は前年比117%、累計でも119%となる。
 
鮮魚介販売
*新型コロナウイルス自粛の中、スーパーや量販店の買物客が多かったものの、市場や小売店舗での客足は少なく、例年の半分程である。魚市場の水揚げも少なかった。
 
食肉販売
*国のGoToキャンペーンなどの需要喚起策に一定の効果が表れ、消費に活気が戻り始めているが、当地では、秋の一大イベントの先送りなどもあり、業界としては今一つ盛り上がりに欠けたところであった。しかしながら、小売では家庭での内食需要が引き続き堅調で、肉類の家計消費は好調であったと売上からも推測できる。一方、業務用卸についても観光関連及び飲食店などに複合的な支援策の効果もあり、観光客の増加傾向に加え、地元客の利用も同様で組合員の納品業務も回復基調であった。業況については確実に好転しているものの、前年同月の実績にはまだまだ大きく及ばないところである。
 
生花販売
*小売店舗の昼間は、イベントや定額制販売で売上上昇、夜はGoToEatで人は多いが売上は上がらない。卸業・ブライダル・葬祭などはマイナス傾向であるが、加工部門は家庭用の花が好調で横這い。葬祭では、大手会社がスタンド花の持ち込み禁止を開始したため更に悪化。花業界全体で見ても売上を大きく下げており、資金繰りも厳しく、支援事業も推進しているが解決しない。
 
石油販売
*昨年10月の消費増税直後の需要減少は反転するものの、新型コロナウイルス感染拡大の影響は続いており、依然として前年に比べガソリン需要の減少が続いている。原油相場については、世界的な新型コロナ禍の深刻化により、経済回復の遅れが懸念されているが、当面は現状の水準で推移されると思料する。
商店街 佐世保市
*前年並みとまではいかないものの、景気は回復基調にあると思われる。GоTоキャンペーンの効果も幾分あるのではないか。商店街内の人出も週末を中心に戻りつつあると感じられる。
 
島原市
*10月に高校生による実践販売の島商ップがオープンした。新型コロナ対策を行い、オープンセレモニーが行われ、ブラスバンドや近くの園児の踊りなどで久々に商店街内が賑やかになった。12月12日迄火曜日及び土曜日に開店する。商店街が指定管理をしている「ゆとろぎの湯」の売上昨対が5月30%台、先月迄60%台だったが、敬老の日に市役所からお風呂のチケット配布があり、お年寄りを中心に増加したがそれでも昨対80%、まだまだ厳しさが続く。GoTo商店街が発表され、商店街全体での取り組みを更に結束して頑張っていく。
サービス業 旅館業
*新型コロナによる減収は、GоTоトラベル等でわずかに戻ったとはいえ、前年度の60%以下であり、厳しい状況が続いている。
 
旅館業
*GoToキャンペーン利用者も増加してきた。雲仙市宿泊キャンペーン「半島」スキスキキャンペーンによる増加が大きい。引き続きGoToキャンペーン利用者にも期待したい。
 
飲食業
*GоTоトラベルの共通クーポンが10月からスタートし、GоTоEatがスタートするまで(10月28日)は、利用は物販に限られているため、物販は前年比の40%程度まで回復(それでも60%ダウン)、料理店は前年比で50~70%程度。修学旅行の自由行動が制限されているのか、出島等の観光施設・ホテルの入数より、中華街への街来数は少ない。
建設業 建設業
*高校と大学の就職担当者によれば、新型コロナ感染症の影響があるかもしれないが、今年は就職先に地元を選ぶ学生が増加傾向にあるとの話を聞いた。このチャンスを逃さず、少しでも業界の若手担い手確保に繋がればと思っている。
運輸業 運送業
*10月は少し荷動きが活発化しており、特に土木関係が良くなってきた。しかし、今年は冬野菜が不作のようで今後は心配である。

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