経営情報
情報連絡員情報
毎月、県下の各業界より48名の情報連絡員の景況判断とレポートをもとに集計しております。
計算式:(「増加」「好転」した組合数-「減少」「悪化」した組合数)/有効回答数 × 100
※ただし、在庫数量についてはマイナスの場合には好転、プラスの場合には悪化の方向としています。
天気図マークの基準は次のとおりです。  
快晴:30~10 くもり:10~△10 雨:△10~△30 大雨:△30以下
11 月 期 景 況 天 気 図
11 月 期 情 報 連 絡 員 報 告
食料品 味噌醤油
*11月の醤油・味噌の出荷量は、前年比微減。新型コロナウイルス感染症の影響から引き続き厳しい状況にあるが、緩やかに持ち直している。主要ホテル・旅館宿泊数、主要観光施設入場者、観光バス、路面電車の賑わいが徐々に業務用のマイナス幅を縮小傾向。
 
冷凍水産食品加工業
*11月の売上は、前年比でやや減少した。新型コロナウイルスの感染拡大による「巣ごもり需要」の恩恵は、一部の大手メーカーに偏っており、長崎地域の練り製品業者は厳しい状況が続いている。12月の年末商戦を迎えるが、正月のおせち需要に期待している。
 
食料品
*新型コロナ禍で巣ごもり需要等が拡大し、商品の売上増加が続いている。
 
麺類
*相変わらず新型コロナの影響で売上は落ち込んでいるが、10月及び11月は徐々に回復してきている。しかし、新型コロナの再拡大もあり、先行きは不透明になってきた。
 
麺類
*問屋の動きが鈍く、土産物店の落ち込み分をカバーできていない。
 
酒類
*課税移出数量は、清酒が前年同月比106.7%、本格焼酎は99.5%、全体では101.1%であった。在庫数量は、清酒が前年同月比103.1%、本格焼酎は103.0%、全体では103.0%であった。
印刷 印刷
*新型コロナ感染症の影響が大きく、印刷業界の長い低迷期から一段と下落している状態である。
窯業・土石製品 生コンクリート
*九州各地が前年を割る出荷状況の中、長崎県も9月から徐々に出荷が減少傾向となり始めている。特に11月は、前年対比85.1%と落ち込みが激しい状況にあり、今後の出荷について危惧している。
鉄鋼・金属 金属製品製造業
*団地全体の売上高は、前年同期並みの状況。組合員別で見ると仕事量が減少しているところもあり、雇用調整助成金を受給して対策を取っている組合員もある。舶用機械関係では、先行きの見通しに不安はあるが、現状から大きく落ち込むことはないと予想している。火力その他では手持工事量が減少しており、今後の仕事量確保に苦慮している。令和3年度の新卒者採用では、団地全体の計画22名に対し17名の内定を確保できた。今後においても、人材確保に向けた諸取り組みを継続していく。
一般機器 一般機器
*苦しい状況が続いている。月単位で見ると前年並みに近づきつつあるが累計で86%。製造系82%、非製造系で91%となっている。営業活動が不自由な分の減少が大きい。反面、売上は減少しているものの、営業活動費の削減により収益を維持できている企業もある。
小売業 青果物販売
*11月に入り若干持ち直してはいるが、新型コロナ禍の影響が続く。販売額・収益状況は前月並みであるが、雇用や取引状況に将来的な不安が募る。また、好天続きと適度な降雨量で青果物の生育に好条件のことから、例年並みの安値となり売上高は伸び悩み、取扱高は前月比88%となる。
 
鮮魚介販売
*新型コロナウイルスの影響で宿泊施設をはじめ飲食店の落ち込みがひどく、病院・老人ホーム・看護施設などへの販売等で、何とか経営を続けているような状態である。毎日毎日スーパー・量販店の売出し等により小売販売は非常に厳しく、例年の1/2程である。
 
食肉販売
*小売においての食品需要は格段に伸びてきており、前年同月比でも10%以上売上が増加した組合員も複数あり、業務用卸の方も8割がたの回復をみているようである。しかしながら、都市部での新型コロナウイルスの感染拡大は、日に日に深刻さを増しており、現状では当県においても早晩同様の状況になるのではないかという危機感が現実味を増している。加えて、香川県で発生した高病原性鳥インフルエンザが広がりを見せ、相当数の食鳥が処分されている。歳末商戦を控えたこの時期に、業界は全く見通しの立たない厳しい状況に置かれている。
 
生花販売
*小売店舗の昼間は、売上上昇傾向だが仕入れ単価上昇により原価率が悪化状態、夜は新型コロナ警戒により激減している。昨対比78%。ブライダルは、11/22(いい夫婦の日)が定着し売上は急上昇したものの、急激な人材不足や過酷労働になった。葬祭では、新型コロナ禍で家族葬が増え続けているなど葬儀需要の減少に加え、葬儀場での下請業者以外の持込禁止により、売上の低迷が続いている。景気は決して良くないが、国の支援事業のおかげで花の相場は支えられている。花屋は原価率の悪さが目立った。新型コロナ第3波が始まり、2月の婚礼キャンセルが出始めた。
 
石油販売
*第3波と言われる新型コロナウイルスの感染の波が襲ってきている影響で、11月中旬以降需要にブレーキがかかり、販売実績は前年比10%減と不振に終わっている。9月以前の状況に回帰した状況にあり、このまま感染拡大が続けば、人の往来が減少することは間違いなく、更に厳しい局面が到来すると予想される。一方、原油相場については、新型コロナワクチンの早期普及への期待感などを背景に上昇しており、今後、販売価格も上昇に転じるとみられる。
商店街 佐世保市
*今月初旬迄はGоTоトラベルを利用した交流人口の増加が感じられ、飲食店もGоTоイート等で賑わいをみせていたが、新型コロナ感染症の第3波の襲来が報じられた以降は再び沈滞ムードにある。歳末セール・年始の初売りに向けて気運を高めていきたいところだが、状況は不安定である。
 
島原市
*11月は新型コロナ禍で低迷している商店街を何とか活性化しようと、国のGоTо商店街事業に向けて検討会や理事会など頻繁に会議等を行った。商店街が指定管理している「ゆとろぎの湯」の売上昨対が80%台まで戻った。駐車場の方は、GоTоトラベルの影響もあってか昨対比111%となったが、やはりバスの方は厳しく昨対比29%となっている。
サービス業 旅館業
*新型コロナ第3波の真っ只中で、大変苦しんでいる。せっかく始まったGоTоキャンペーンも、一時停止地域も出てくるなど自粛ムードで低迷。やはり新型コロナ撲滅が最優先課題。
 
旅館業
*GoToキャンペーン利用者も増加してきた。雲仙市宿泊キャンペーン「半島」スキスキキャンペーンによる増加が大きい。引き続きGoToキャンペーン利用者にも期待したい。
 
飲食業
*前年比70%程度、通常であれば修学旅行は11月第2週迄でほぼシーズンは終わるが、今年は11月第3週以降も入っている。3連休もあり、やっと70%程度迄回復。但し、キャッシュアウトは続いており、新型コロナ第3波もあり厳しい状況は続いている。
建設業 建設業
*新型コロナ禍で計画していた民間建築物件が中止となるなど、民間設備投資マインドが低下している。また、下請業者が工種によって不足し単価も上昇しているために、確保することが難しくなっている。
運輸業 運送業
*11月は青果物の不作により売上が減少した。その他の部門は例年並みだった。運転手不足が深刻であり、厳しい状況が続いている。

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