経営情報
情報連絡員情報
毎月、県下の各業界より48名の情報連絡員の景況判断とレポートをもとに集計しております。
計算式:(「増加」「好転」した組合数-「減少」「悪化」した組合数)/有効回答数 × 100
※ただし、在庫数量についてはマイナスの場合には好転、プラスの場合には悪化の方向としています。
天気図マークの基準は次のとおりです。  
快晴:30~10 くもり:10~△10 雨:△10~△30 大雨:△30以下
12 月 期 景 況 天 気 図
12 月 期 情 報 連 絡 員 報 告
食料品 味噌醤油
*12月の醤油・味噌の出荷量は、前年比減。12月の新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、業務用は厳しい状況が続いている。巣ごもり需要の影響もあり、家庭用は好調傾向となり、醤油・味噌を始めとする調味料にも特需が発生するもカバーとはならず減少。令和2年度4月から新型コロナ禍で厳しい状況の中、出荷量前年比で90%以上を推移し維持しているが、一日も早く終息を願いたい。
 
冷凍水産食品加工業
*12月の売上は、ほぼ前年並みを確保することができた。正月用蒲鉾としては、やや低調な動きであったが、全体としては安定した販売であった。新型コロナの影響により在宅で過ごす家庭も多かったが、反面帰省する人数も減少し微妙なバランスとなった。
 
食料品
*GoToトラベル停止の影響で、商品注文のキャンセルもでている。
 
麺類
*飲食店及び土産品向けの売上が減少した。家庭用のスーパー向け商品は、前年並みであった。お歳暮商品は自治体のポイント還元策等の効果もあり、前年より増えた。全体としては前年比マイナスとなった。
 
麺類
*スーパーや量販店での受注は増加したが、業務用は減少、土産品については前年度の30%程と大きく減少した。
 
酒類
*課税移出数量は、清酒が前年同月比90.3%、本格焼酎は96.5%、全体では94.7%であった。在庫数量は、清酒が前年同月比95.2%、本格焼酎は103.3%、全体では102.2%であった。
印刷 印刷
*日本製紙連合会の11月速報によると、紙・板紙の国内出荷は前年同月比8.2%減、16ヶ月連続の減少となっている。
窯業・土石製品 生コンクリート
*影響が少ないと思われていた生コン業界においても、新型コロナの影響により民間工事の発注に遅れが出始めており、出荷が減少傾向にある。
鉄鋼・金属 金属製品製造業
*団地全体の売上では、前年同期並みの状況。組合員別でみると7社中2社が減少傾向にあり、5社はそこそこ上回っている状況。全体的に大口となる商談が少ないことから、小口商談を取りこぼすことのないよう地道な営業活動を行っている。この時期にきて、新型コロナウイルス感染症が増加傾向となっていることから、今後人的交流の制限もあると考えると、特に現地工事関連で支障をきたす可能性大と予想されるので対応を要検討。
一般機器 一般機器
*先が見えない状態厳しい状況である。下請け同士の価格競争も出始めた。
小売業 青果物販売
*新型コロナ禍の中、忘年会や大人数での会食が自粛となり、街中の人出は減り静かな年末に。特に繁華街を中心に販売先を持つ納品業者は、軒並み売上減となる。また、小売も年末に寒波が襲来し思う以上に客数が伸びず、売上も例年に比べ減った。合わせて収益状況、資金繰りも悪化している。先が見えない状況に不安ばかりが募る。
 
食肉販売
*新型コロナウイルスの感染拡大防止に歯止めがかからず、内食需要の増加、外食などの業務用需要の減少の動きは、益々顕著になっている。特に、当月は業界にとっては一番の繁忙期であり、店頭小売、業務用卸共に平月の3割程度の売上増が常であるが、その常識を大きく下回るものになった。特に、この感染拡大の中、企業・役所などの忘年会等が抑制され宴会需要が激減したが、小売の方は比較的に順調であった。贈答品向けに単価の高い商品の需要が若干の増加をみせたことが、唯一プラス材料であった。
 
生花販売
*小売店舗の昼間は、家にいる時間が多いのか家庭に飾る花を買って行かれる方が多い傾向。夜は新型コロナ第3波により、繁華街の売上は激減している。卸部門では、冠婚葬祭事業減少に伴い引き続きマイナス傾向、加工部門は売上横這い、原価率は悪化している。ブライダルは、新型コロナ第3波による日延べでキャンセルが相次いでいる。
 
石油販売
*例年、需要が盛り上がる年末商戦であるが、新型コロナウイルスの感染拡大を受け外出自粛が推奨され、又、GоTоトラベル事業の停止により、帰省や旅行など人の移動が大きく減り、ガソリン需要も前年に比べ大幅に減少している。更に、12月は雨が少なかったことにより、洗車台数が減少したことから収益も厳しい状況。原油相場については、新型コロナワクチンへの期待感などから上昇基調が続き、中東産原油は10ヶ月ぶりに50ドルを突破。今後、販売価格も上昇に転じると思われる。
商店街 佐世保市
*GоTоトラベルの一時停止、飲食店の時間短縮要請など逆風の中、消費動向も下降している。組合で行った歳末セールについても発券が伸びず、景気の低迷を示している。新年年初から、まちなか6団体で行うGоTо商店街を活用したメディアキャンペーン、お買物ラリー、一店逸品コンテストなどの企画に期待している。
 
島原市
*12月には16年続いている高校生による実践販売である「島商ップ」が、今年度の事業を終了した。閉店セールとして高校生のブラスバンドパレードから始まり、それに合わせて商店街も指定管理している「ゆとろぎの湯」を中心に、焼き芋やぜんざい等の販売を行うなど祭りとして賑わった。勿論、新型コロナ対策をするところが昨年と違ったので、戸惑いもみられた。
サービス業 旅館業
*新型コロナ第3波の真っ只中で、GоTоキャンペーンも全国停止となり、宿泊・飲食業は瀕死の状態。
 
旅館業
*GoToキャンペーン利用中止により、年末の宿泊予約のキャンセルが大きく響いた。
 
飲食業
*料理店は前年比50~60%程度、物販店は40~50%、料理店は忘年会需要がなくなり、年末のGоTо停止で落ち込みが大きい。物販店では修学旅行が中頃迄あったが、GоTо停止で40%程度ダウン。今年のランタンフェスティバル(ランフェス)全面中止も発表され、去年のランフェスから丸一年以上落ち込んでおり、取り戻すのは不可能。
建設業 建設業
*県下では新型コロナ感染者が急増している状況のため、現場内での感染対策を強化している。新型コロナ感染症で、工事を止めれば専門業者は他の現場へ流れ、工事を再開しても戻って来てもらえないリスクがある。専門業者の人手不足がより深刻になる。
運輸業 運送業
*12月は例年より荷動きが悪く、売上減少した。軽油が少し上昇し収益悪化しており、厳しい状況が続きそうだ。

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