経営情報
情報連絡員情報
毎月、県下の各業界より48名の情報連絡員の景況判断とレポートをもとに集計しております。
計算式:(「増加」「好転」した組合数-「減少」「悪化」した組合数)/有効回答数 × 100
※ただし、在庫数量についてはマイナスの場合には好転、プラスの場合には悪化の方向としています。
天気図マークの基準は次のとおりです。  
快晴:30~10 くもり:10~△10 雨:△10~△30 大雨:△30以下
1 月 期 景 況 天 気 図
1 月 期 情 報 連 絡 員 報 告
食料品 味噌醤油
*1月の醤油・味噌の出荷量は、前年比減。新型コロナウイルス感染症拡大の状況を踏まえての「特別警戒警報継続」と「緊急事態宣言発令」は、業務用の出荷に影響し減少傾向。昨年4月から毎月減少が続き厳しい状況。これからの展示会・商談会がどんな方法で開催されるか不透明だが、来年度の出荷量増に繋がる営業力を願いたい。
 
冷凍水産食品加工業
*1月の売上は、前年同月で比較するとやや減少した。新型コロナウィルスによる経済活動の停滞が、食料品業界にも大きな影響を与えている。練り製品業界は、冬場におでん商材を中心に販売を進めるが、停滞傾向が続いている。2月に長崎では「ランタンフェスティバル」が毎年実施されるが、今年は中止となり、その影響を心配している。
 
食料品
*食肉業界においては、ステイホームの影響で巣ごもり需要による売上が増加している。反面、菓子業界では観光自粛等により土産物商品の売上が減少している。
 
麺類
*長崎県の緊急事態宣言で飲食店の営業時間が繰り上げになり、納品が大きく落ち込んだ。観光関連のホテル、土産の売上も大きく落ち込んだ。
 
酒類
*課税移出数量は、清酒が前年同月比88.1%、本格焼酎は87.1%、全体では87.4%であった。在庫数量は、清酒が前年同月比86.3%、本格焼酎は104.9%、全体では102.5%であった。
印刷 印刷
*業界の景況が良くなく、新規の機械設備は激減している。
窯業・土石製品 生コンクリート
*長崎県土木部による下五島並びに対馬技術センターの定期調査が実施され、両センター共に試験項目に関する指摘事項等全くなく、適正管理されている結果となった。
鉄鋼・金属 金属製品製造業
*組合員全体の売上では、前年同期並みの状況。組合員別でみると7社中3社(12月では2社)が減少となった。今回報告で前年同期並みの4社についても、1月以降から減少に転じるとの厳しい予想をしている。手持ち工事量が減少していることから、少額工事であっても受注していく方針で商談に取り組んでいる。売上減少による影響から2組合員が雇用調整助成金を活用し、休業を実施中。休業は、土曜出勤日を主に月3~4日程度実施している。
一般機器 一般機器
*まだ回復は見込めず。結果の数字以上に厳しい状況である。
小売業 青果物販売
*長崎県からの飲食店等に発出した非常事態宣言で、納品業者は深刻なダメージを被る。また、業者には政府や県などの財政的な支援がないため、資金繰りに行き詰まる店舗が多い。我々小売業者にも、何らかの救済策をお願いしたい。相場的には、降雪の影響で関西以東からの引き合いが強く、若干高めで推移したが「大葉など」のあつらえ物は需要がないため下落した。取扱高は、昨対比104%。
 
鮮魚介販売
*1月は、雪・時化・月夜間と水揚げは少し。新型コロナウイルス緊急事態宣言による飲食店の時短制限などで、販売量減少の厳しい月であった。
 
食肉販売
*年明けより、新型コロナウイルスの感染拡大防止対策で、県下全域に特別警戒警報が、更に17日には長崎市に独自の緊急事態宣言と立て続けに発令されて、観光関連・飲食に関わる取引先も臨時休業・営業時間短縮など余儀なくされ、従来の納品業務が激減し想像を超えるダメージを受けている組合員も多い。店頭の小売販売の方は、比較的順調ではあるが業務用の落ち込みが大きいため、経営的には厳しさが増してきている。未だ新型コロナ禍の収束の見通しがたたない現状では、事業の継続さえ困難な状況である。関係機関の更なる緊急かつ即効性のある支援をお願いしたい。
 
生花販売
*小売店舗の昼間は、緊急事態宣言により全ての部門において売上が減少。夜は緊急事態宣言後1月22日~2月7日迄店舗を休業した。卸部門では、特に長崎市の花屋の需要が減少していると共に、加工部門では、長崎駅及び繁華街のスーパーの売上が減少。ブライダルは、これまでは日延べとなっていたが完全キャンセルが増加している。
 
石油販売
*新型コロナ感染者増加や大雪の影響で、大幅にガソリン需要は減販している。自粛が始まって以降、県外からの観光やビジネス客の減少、夜間に往来する車両も大幅に減少し、昨年度に比べ20%程度の減少になっている。また、油外収益も低迷、雪の影響で一時的には洗車機の稼働率は上がったが、外出自粛による来店率の減少により全体的に低迷している。自粛期間が終わっても、宣言期間が延長される可能性もあり不安は隠せない。原油相場については、サウジアラビアが自主的な減産を表明したことで上昇を続けており、小売価格は今後も上昇傾向の模様。
商店街 佐世保市
*商いのスタートとなる「初売り」については、当組合に限らず周辺のあらゆる商業施設でも数字を大幅に落としているという報告であった。特に、年を明けてからの来街者の減少は激しく、飲食店の1月20日からの時短営業若しくは休業と相まって、街は灯が消えたような状態である。今月は寒さもあり、新型コロナが表面化して約1年、最も危機的な商業環境になっている。
 
島原市
*昨年暮れにGoTo商店街の採択通知があり、年末年始から商店街のスタッフは、実行に向けて急遽会議や作業準備等の確認に追われた。商店街として集客を伴うイベント等により、商店街の賑わいを取り戻そうと皆で試行錯誤しながらの計画であったが、新型コロナ禍によりイベント等が全て一時停止となり戸惑った。しかし、新型コロナ禍であるから出来ない事と出来る事を考えるきっかけとなり、更にSNSを活用して商店街のファンを増やしていこうと取り組んでいる。指定管理している「ゆとろぎの湯」は、今年新型コロナの影響で帰省客も少なく、昨対61%の売上。
サービス業 旅館業
*非常事態宣言発令と時短要請で一気に自粛ムードが高まり、GoTo事業が停止、非常に厳しい現状である。
 
旅館業
*GoToキャンペーン利用中止・緊急事態宣言・営業時間短縮要請で、前年同月対比で50%以上減少している旅館が多かった。
 
飲食業
*前年比△90%以上(一昨年比△80%以上)、GоTо事業停止や県独自の緊急事態宣言等により全く人がいない。去年のランタンフェスティバルが1月スタートで、1年以上新型コロナの影響を受け続けており気力が衰えている。物販(仕入れ小売)における商流として、小売の先に卸・メーカーがあり、年末年始の商材は11月20日頃には発注を終えなければならず、GоTо事業停止決定時点でのキャンセルができない商品もあり、在庫の問題(賞味期限)が再度発生している。
建設業 建設業
*新型コロナ禍をチャンスと捉え、新卒及びUターン人材の確保に求人を行うが、3Kのイメージが払拭できず応募者がない状況が続いている。
運輸業 運送業
*1月の売上高は、例年並みであった。軽油の価格が上昇してきており、年度末に向けて売上が上昇していくのを期待している。

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