経営情報
情報連絡員情報
毎月、県下の各業界より48名の情報連絡員の景況判断とレポートをもとに集計しております。
計算式:(「増加」「好転」した組合数-「減少」「悪化」した組合数)/有効回答数 × 100
※ただし、在庫数量についてはマイナスの場合には好転、プラスの場合には悪化の方向としています。
天気図マークの基準は次のとおりです。  
快晴:30~10 くもり:10~△10 雨:△10~△30 大雨:△30以下

3 月 期 景 況 天 気 図

3 月 期 情 報 連 絡 員 報 告
食料品 味噌醤油
*3月の醤油・味噌の出荷量は、前年比減。やはり新型コロナウイルス感染拡大による影響は続き、先行き不透明の状態が続いている。個人消費は徐々に持ち直していると感じられるが、感染症の再拡大の影響から足踏み状態が見られ、醤油・味噌の出荷増に繋がっていない。1日も早くワクチン効果と経済回復を願いたい。
 
冷凍水産食品加工業
*コロナ禍の影響は令和3年1月以降続いており、業務用・土産用は全く回復が見られない。一般的に量販店は好調と言われているが全国的な大手蒲鉾メーカーだけで、長崎のような中小蒲鉾メーカーは苦しい現状が続いている。
 
食料品
*製造品によっては売上が減少している企業もある。
 
麺類
*新型コロナの影響が出始めて1年が経ったので、前年同月比はほぼ変わらない売上となったが、コロナ前までには戻っていない。
 
麺類
*観光関連の落ち込みは続いているが、量販店の売上が増加している。
 
酒類
*課税移出数量は、清酒が前年同月比71%、本格焼酎は66.1%、全体では67.4%であった。在庫数量は、清酒が前年同月比86.8%、本格焼酎は104%、全体では101.4%であった。
印刷 印刷
*取引先をまわってみて、確かに時期的に忙しい所もあるが平均すると状況は変わらない。
窯業・土石製品 生コンクリート
*生コン工場の品質管理において、組合員全工場で品質監査が実施され品質が確保されている結果となった。3月の出荷は前年比78.7%となっており、しばらくは出荷減の状態が継続されると思われる。
鉄鋼・金属 金属製品製造業
*組合員全体の売上では、前年同期より減少した。今年度も3月を残すのみとなったが、今年度予想を前年度実績と比較すると減収・減益となる見通し。コロナの収束が見えないことから、営業活動や現地派遣工事が計画通りの展開が難しい状況になっている。
その他の製造業 畳製造業
*不動産関係の仕事が少ない。コロナの影響なのか。移動が少ないせいなのか。
小売業 青果物販売
*3月に入り、若干売上が戻る気配があるものの、例年に比べるとかなりの減少といえる。特に飲食・宿泊施設関係を主に得意先としているところは、前年同時期からの落ち込みが厳しさを増す。本来なら野菜、果物の種類が増えて売り場に活気が漲るところではあるが客数の減少、売上低迷による利益率の低下が懸念される。取扱高は昨年対比110.8%。
 
鮮魚介販売
*今なおコロナの感染防止のため、飲食店・ホテルをはじめ関係各種店舗が自粛し販売量が減少している。
 
食肉販売
*一向に収束の見通しの立たない新型コロナウイルス感染症の影響で、業界もますます窮地に追い込まれている。店頭小売りにおいては引き続きの巣籠り需要もあり若干の伸びを見せたが、業界用卸しでは前月より一時やや上向き加減であったものの、当月に春の季節行事などの自粛で観光関連業及び飲食業界の落ち込みが見られ以前の悪い時の状況に戻りつつある。得意先の業績不振により関係組合員の売上も減少傾向で回復は見込めそうにないが、今後の首都圏・関西圏の感染動向次第では業界全体にもさらに大きな影響が出ると思われる。
 
生花販売
*小売店舗の昼間は、前年度より売上げは大きく上回ったが、夜は繁華街では金・土曜日のみの人出で売上は減少。卸部門では、全体的に出荷本数の減少で相場が上がり売上は増加、また加工部門では、自宅で花を飾るキャンペーンの推進により増加した。ブライダルはキャンセルは減少しているが1件当たりの規模縮小のため単価安の結果になった。葬祭では生花スタンド持込禁止の葬祭場が増えさらに悪化の可能性がある。
 
石油販売
*主要産油国の減産継続や世界景気の回復期待などから11月以降上昇基調が続いていた原油相場は、スエズ運河で発生したコンテナ船座礁事故による需給不安の影響や新型コロナウイルスの感染再拡大によるエネルギー需要の先行きの不透明感から、上昇基調が一時落ち着いた。しかしながら、4月1日のOPECプラス会合やコロナワクチン接種の進展状況等から再び上昇に転ずる可能性もある。ガソリン需要については、昨年度と比べれば復調しているが、一昨年にはおよばないほど減販している。
商店街 佐世保市
*今月に入り、やや持ち直した感はあったが、月末になって「第4波」の気配も感じられ、明るい見通しが立てられないままである。組員員には佐世保市が3月より講じた支援策、「事業者一時支援金」を案内したところである。まちなか6団体による販促イベント「お買物スタンプラリー」を開催したが、コロナ禍にあって周遊性を声高に謳うわけにもいかず非常にやりにくかった。
 
島原市
*3月は卒業式やひな祭りなど催しが多い季節であるがさほど盛り上がりも無く過ぎた。GoTo商店街事業も事務局より停止状況であり、会員の士気が低下しないように、新年度である4月からはコロナ禍の中でも注意をしながら、更に活動をしなければと計画している。商店街が指定管理している温浴施設「ゆとろぎの湯」は、昨年に比べて売上は上がってきているが、昨年落ち込みを考えるとまだまだ厳しい状況である。
サービス業 旅館業
*コロナ予防のための自粛呼びかけを国がしているので、業況は厳しい。
 
旅館業
*緊急事態宣言が解除になり、期間限定で雲仙市の宿泊キャンペーンが復活したので、昨年同月より売上が増加した施設もあるが、新型コロナウイルス終息の見通しも立っておらず、GoToキャンペーン利用中止の延期が続く影響で、全体的には減少となった。
 
飲食業
*緊急事態宣言明けの第2週、3週に修学旅行生が入り前年比10%増となった。
*一般客は大学生を中心に少しではあるが人の動きがあった。但し、修学旅行を加味しなければ前年割れの可能性大。
*前年比プラスとはいえ、一昨年比だと△50%と大幅減の状況に変わりはなく、依然として厳しい。
建設業 建設業
*技術者不足により受注機会を逸失しているため、求人条件や待遇を考慮し新卒及び中途採用募集を行うが効果がない。また、技能者も高齢化や不足により、外注労務費が高騰しているため、利益に結び付かない厳しい経営環境である。
運輸業 運送業
*年度末ではあったが例年並みの売上であった。軽油が上がってきたため、収益は若干悪化してきた。運転手不足も深刻である。

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