経営情報
情報連絡員情報
毎月、県下の各業界より48名の情報連絡員の景況判断とレポートをもとに集計しております。
計算式:(「増加」「好転」した組合数-「減少」「悪化」した組合数)/有効回答数 × 100
※ただし、在庫数量についてはマイナスの場合には好転、プラスの場合には悪化の方向としています。
天気図マークの基準は次のとおりです。  
快晴:30~10 くもり:10~△10 雨:△10~△30 大雨:△30以下
4 月 期 景 況 天 気 図
4 月 期 情 報 連 絡 員 報 告
食料品 味噌醤油
*4月の醤油・味噌の出荷量は、前年比微減。醤油の出荷量が緩やかに持ち直している感があるが、引き続き新型コロナウイルス感染症の再拡大の影響から飲食業の落ち込みや休業の増加で、足踏み感がみられる。また、外出自粛などから、観光客や来店客の減少で業務用への不安を感じる。
 
食料品
*昨年同時期の巣ごもり需要より、今年の需要は減少している。
 
麺類
*新型コロナウイルスの影響も1年が経過したため、前年同月比の売上は変わらず又は若干のプラスになったものの、通常の年と比べると大きく落ち込んだ状況が続いている。各社、資金繰りも日々厳しくなってきている。
 
酒類
*課税移出数量は、清酒が前年同月比103.3%、本格焼酎は98.3%、全体では99.5%であった。在庫数量は、清酒が前年同月比91.5%、本格焼酎は102.1%、全体では100.5%であった。
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*新型コロナウイルス感染症の先が見えない事も重なり、業界全体の景況感はかなり悪化している。
窯業・土石製品 生コンクリート
*昨年11月より出荷前年比にしてマイナス15~20%ぐらいの状況が続いており、4月もこの状況が続くようであれば、経営的に非常に厳しい。
鉄鋼・金属 金属製品製造業
*令和2年度の組合員全体の売上は、前年度と比較して89.6%と減少した。組合員別に見ると、売上が減少した組合員が7社中6社、微増が1社と厳しい結果となった。減少した理由としては、新型コロナウイルス感染症対策のために営業活動が計画通りに出来なかったことと、火力発電関係の仕事量が減少したことが影響した。令和3年度には、新規客の開拓やコストダウンをはじめ、出来ることを積極的に取り組み、改善を加速すべく実行していく。
小売業 青果物販売
*4月初旬までは、政府の様々な政策で幾分客足は戻った感はあったが、新型コロナウイルス感染者の増加に伴い飲食や宿泊業を中心に売上減となる。単価的には蔬菜類は折からの好天と適度な降水のおかげで前進出荷となり単価安となった。来月5月からは、枇杷、スイカ、メロン等初夏の果実類が揃うので、少しでも活気が戻るよう期待したい。
 
鮮魚介販売
*新型コロナウイルスの影響はかなり深刻で、ホテル、施設を始め、飲食店など大変で販売先の大幅な落ち込みで、販売量が減少している。小売についても消費者の安心安全の志向で、量販店・スーパーは増えているが、小売店舗は大変厳しい状態である。
 
食肉販売
*一向に収束の見通しの立たない新型コロナウイルス感染拡大の中、引き続き業況は低調に推移している。店頭小売りも業界用卸しも新型コロナウイルス感染症の動向次第で、仕入などもその場その場の対応を余儀なくされ、全く見通しの立たない状態が続いている。コロナ禍の生活の中で、店頭小売りは巣ごもり需要で売上は確保できているものの、来店回数に減少傾向が見受けられる。一方、飲食店を対象とする業界用卸しについては経営的に限界が近づいており、給付金など更なる救済措置が必要と思われる。
 
生花販売
*小売店舗の昼間や卸部門・加工部門は、前々年度と同じくらいの売上があり、一方小売店の夜は中旬までは良くなってきたものの、繁華街での新型コロナウイルス感染症のクラスター発生後はかなり厳しい状況である。また、ブライダルは前年と比較すると需要は多いが、蔓延防止発令後は2割程度日延べやキャンセルがあった。葬祭ではコロナ禍でほぼ家族葬が多くなり、縮小傾向にあるため下がり続けている。
 
石油販売
*昨年度は政府の緊急事態宣言により、外出自粛や休業要請などが広まったことで経済活動が停滞、一昨年度に比べ3割以上減販したが、昨年度に比べると販売量は若干ではあるが増加しているものの、コロナ禍以前の水準と比べれば、まだまだ程遠い。全国的に新型コロナウイルス感染者が増加しており、今後の需要面に不安が大きい。原油市況は、インド、ブラジル等の主要な石油消費国で新型コロナウイルス感染者数が急増し需要回復に懸念があるが、大幅に原油価格が値下がりする材料もなく、現状維持若しくは上昇傾向の模様。
商店街 佐世保市
*昨年の4月がコロナ禍による最初の経済的大打撃が出た月であった。それと比較すると1年後の4月は全体の売上は上回るが、景況は資金繰り、収益状況とも厳しい環境にある。県内の感染者数も増加傾向にあり、明るい展望が開けない。組合で行う集客イベントについても、2年連続の中止も覚悟しながら、これから年度計画を立てていくところである。
 
島原市
*昨年の4月は新型コロナウイルス特別緊急事態宣言などの影響により、全て低調な状況であったが、今年の状況はそれ程変わっていないと思うが、我慢できない人の動きがあった。特に商店街が指定管理している「ゆとろぎの湯」は昨対比110%と数字に表れている。しかし、新型コロナウイルスの影響がない前々年度に比べると70.6%と依然運営は厳しい状況である。商店街の女性目線でのイベント「oh!BENTO」や手作り雑貨展などのイベントが中止になった。
サービス業 旅館業
*新型コロナウイルスによる影響が1年以上続き、業況はひっ迫している。
 
旅館業
*昨年はロックダウンが大きく影響し、売上も目も当てられない状況だったが、前年同月と比較すると緊急事態宣言下であっても(GoToトラベル一時停止中にも関わらず)、長崎県民割があったため売上は増加した。
 
飲食業
*単純な前年比では約4割増の売上となった。今年は4月第3・4週に修学旅行(前年からずれて来られた学校も含む)が入った事もあり大幅増となったが、前々年比では△60%以上と相変わらず大幅なマイナスの状況である。
既に新型コロナウイルス感染症の第4波拡大の状況にあり、今後も甚大な影響は避けられないことから、セーフティネット貸付での借入で据置を1年にしかしていない案件が元本返済の時期を迎えるので、こういう案件の資金対応を検討してほしい。
建設業 建設業
*長崎市内の大型建築工事は大手建設企業が中心で、地元向けの民間工事は、コロナ禍で設備投資が低調になり建築工事が減少している。また、新型コロナウイルス感染者数が増加傾向にあり、建設現場においては更に感染予防対策を強化している。
運輸業 運送業
*新年度に入って荷動きが悪く売上は減少し、軽油が上昇してきて収益も悪化してきた。厳しい状況が続いている。

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