経営情報
情報連絡員情報
毎月、県下の各業界より48名の情報連絡員の景況判断とレポートをもとに集計しております。
計算式:(「増加」「好転」した組合数-「減少」「悪化」した組合数)/有効回答数 × 100
※ただし、在庫数量についてはマイナスの場合には好転、プラスの場合には悪化の方向としています。
天気図マークの基準は次のとおりです。  
快晴:30~10 くもり:10~△10 雨:△10~△30 大雨:△30以下
8 月 期 景 況 天 気 図
8 月 期 情 報 連 絡 員 報 告
食料品 味噌醤油
*醤油、味噌の出荷量は前年比減が続き、依然として厳しい状況である。緊急事態宣言やまん延防止等重点措置適用の影響により、外食不況といったコロナ禍が長期化し、回復の目途が立たず打撃を受けている。また、大豆・小麦といった主原料が高騰しており、経営不安に陥っている。
 
食料品
*原材料の品薄及び価格高騰により販売計画に影響があり、利益確保が厳しくなっている。
 
麺類
*飲食店、観光関連向けの落ち込みが激しく、全体的に前年同時期を大きく下回った。
 
酒類
*課税移出数量は、清酒が前年同月比85.7%、本格焼酎は89.9%、全体では89.0%であった。在庫数量は、清酒が前年同月比88.6%、本格焼酎は102.0%、全体では100.1%であった。
印刷 印刷
*新型コロナウイルスの急激な感染拡大により、これまでに延期されていたイベント等の中止が相次ぎ、受注の目途も立たなくなってきており、景況感の悪化も加速している。
窯業・土石製品 生コンクリート
*稼働日数と長雨の影響もあり、出荷実績は前年比で78.4%と2割強のダウンとなった。また、開催予定としていた会議等は新型コロナウイルスの感染防止対策に伴い順延もしくはWEB開催に変更となった。
電気機器 電気機器
*コロナ禍の影響で既に受注が減少しており、今後の売上減少は避けられない。現在受注に向け営業活動に力を入れたいところであるが、本県のまん延防止措置対象に加え、県独自の緊急事態宣言もあり営業活動に影響が出ている。社会的にも新型コロナウイルス感染者の増加、ワクチンの滞り等があり、耐える一年の継続となりそうである。
小売業 青果物販売
*初旬は、好天続きで青果物の入荷も順調に推移していたが、10日前後からの特別警報クラスの大雨とお盆休みの影響も重なり、入荷が極端に減る事となった。特に、きゅうり・トマト・ナス等の果菜類のダメージは深刻で、回復まで数ヶ月かかるとの事で今後の秋野菜にも悪影響が及ぶと見込まれる。取扱高は昨年比82%で、累計では88.5%となった。
 
生花販売
*小売店舗の昼間に関して、長雨の影響で売上は大きくダウンし原価率も悪化している。夜も緊急事態宣言の影響で休業中であり、赤字が大きく補助や支援も頂けない状況である。卸部門及び加工部門ともに、長雨の影響で売上が大きくダウンした。ブライダルは昨年よりキャンセル・日延べは減少しているが、1件あたりの規模が小さく売上が減少し費用対効果は厳しい状況である。全体としては、県独自の緊急事態宣言とお盆前の長雨がかなり影響しており、昨年同様お盆需要への期待が高まり市場相場は高かったが、実際には売上は増加せず価格の値下げ・大量のロス、廃棄処理が発生した。お盆は花業界3大イベントの一つであり、今回の売上ダウンと原価率のアップは経営上かなり影響が出るのではないかと心配している。
 
石油販売
*前半は猛暑効果もあり、ガソリン需要は前年を上回る実績で推移していたが、11日からの梅雨末期を思わせるような大雨の影響により、人の往来は極端に減少、加えて新型コロナウイルスの感染拡大に伴う移動自粛もあり、前年度比20%前後の落ち込みとなり、厳しい状況にある。原油市場は不安定な値動きをしており、先行き不透明である。
商店街 佐世保市
*新型コロナウイルス感染症第5波の全国的伝播によって経済が低迷しており、8/11~8/16の長期に渡る大雨などの天候不順も客足を遠のけた要因かと思われる。8/27より長崎県(長崎市・佐世保市)にもまん延防止措置が発令されるなど、段階的に幾重にも不安材料が重なった印象である。
 
島原市
*8月は商店街恒例の土曜夜市がコロナ禍により中止となる等イベントが出来ず、商店街として夏休みに家族や帰省客で賑わいを出して活気を期待していたが全て出来なかった。商店街が指定管理をしている「ゆとろぎの湯」は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、長崎県独自の緊急事態宣言が発令され、その宣言に基づいた島原市の方針により8月23日から休館しているため、8月の売上は昨年も凄く悪かったが、今年は更に昨年比76%であった。一昨年前との比較では47%と厳しい状況である。
サービス業 情報
*現段階では不変ではあるが、前期に大口受注があった分、今期は反動が予想される。
 
旅館業
*新型コロナウイルス感染症の拡大による非常事態宣言で最悪の状況である。
 
旅館業
*前年同月よりも売上が減少した施設もあったが、雲仙市民限定の宿泊キャンペーン等で概ね微増していた。しかし経営状況は依然として厳しい状況である。
 
飲食業
*売上は前年比マイナス5%、前々年比マイナス80%と更に悪化しており、7月終わり以降の新型コロナウイルスの感染拡大、中旬での大雨、まん延防止等重点措置の適用の影響で、事業者側として何もできない状況である。この状況下でも飲食店以外への支援の見込みがなく、あらゆる業種への支援拡充を望んでいる。8月終わりからの修学旅行についてもキャンセルとなっており、行政には事業者側の危機感を共有して対応してほしい。
建設業 建設業
*新型コロナウイルス感染症の影響で、新規出店や改装リニューアル工事などの民間工事が減少している。また、人手不足のため技術者や技能者の求人をしているが、3Kのイメージが払拭できず、応募者はいない。
運輸業 運送業
*8月はお盆などもあり、稼働日数が少なく、売上が減少した。東京オリンピック等もあり、荷動きが悪かった。燃料である軽油の価格が上昇し収益状況が悪化しており、厳しい状況が続いている。

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