食料品 |
味噌醤油 *師走の街の賑いを感じたが、醤油、味噌共に出荷量は微減。また、オミクロン株の情報を見聞きしていると、1月からの状況に不安を抱いている。業界も、景気の低迷に加えて、原料をはじめとした各種コストアップが苦しい状況である。価格改定の流れを追随することになると思われる。 冷凍水産食品加工業 *年末用ギフトの県外発送数量は増加したが、地元向けの販売数量は多少減少した。 食料品 *従業員不足等により一部商品の製造を停止し、売上高が減少した企業もある。 麺類 *12月は、長崎県内に修学旅行等の団体客が例年より多く入ってきたので、売上高は増加した。一方、小麦粉や食用油等の原材料費が高騰しており、今後の資金繰り悪化の要因となっている。 麺類 *依然として全ての部門で前年割れが続いている。今月は原材料の値上げが行われており、更なる収益の悪化が見込まれる。販売価格への転嫁も難しい。 酒類 *課税移出数量は、清酒が前年同月比100%、本格焼酎は96.4%、全体では97.4%であった。在庫数量は、清酒が前年同月比90.1%、本格焼酎は102.2%、全体では100.6%であった。 |
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印刷 |
印刷 *12月は新型コロナウイルス感染症の拡大は収まりつつあったが、景況感の回復に至らないまま次の第6波が懸念される状況となった。今後も更なる悪化が予想される。 |
窯業・土石製品 |
生コンクリート *生コンクリート製造に使用される原材料(セメント、骨材、輸送費等)の値上げ要請が工場に対して行われており、今後、価格転嫁をせざるを得ない状況となっている。 |
電気機器 |
電気機器 *依然として新型コロナウイルス感染症の影響で受注が減少していることから、当面の売上減少は避けられない。日本国内では新型コロナウイルス感染症の拡大は落ち着いてはいるが、オミクロン株の国内感染者も確認された中で年末年始の大型連休を迎えるなど、先行きが不透明な状況が続いている。 |
小売業 |
青果物販売 *今年の12月は昨年までと違って新型コロナウイルス感染症の影響は感じられず、昨対比105.6%と単価安にも関わらず、取扱高は増加した。ただし、第6波への懸念は拭えず、例年のような盛り上がりに欠けた年末商戦となった。累計取扱高は96.5%となった。 食肉販売 *新型コロナウイルス感染症の新規感染も落ち着く中で、同様に業界も平常を取り戻しつつあり、小売専門店も来店客数、客単価など微増ではあるが増加傾向である。一方で業務用卸も、旅行者などの増加が顕著なことから観光関連施設、宿泊施設向けが好調で、受注量が増えている。併せて市中の飲食店なども賑いをみせており、全体的に納品業務も好転している状況である。しかしながら、従前からの時期的な動きではあるが、原料相場の上昇などもあり利益面では若干の圧迫を避けられない現状もあるようである。 生花販売 *小売店舗の昼間に関して、売上は前年対比100%と変わらないが、仕入れ価格の高騰により原価率が悪化している。夜は、繁華街の人口が減少傾向にある。卸部門は、出荷本数が減少するものの相場が高いため売上は横ばいである。ブライダル部門は、順調に回復してきているが、人材不足による加重労働が見受けられる。 石油販売 *12月に入り、本来であれば活気が戻る時期ではあるが、原油価格高騰によるガソリン価格の高値の影響もあって前年を上回るレベルまでは達していない。灯油についても、ラニーニャ現象による例年以上の寒さが予想されていたが、朝晩の冷え込みはあるものの、日中の気温が高い影響もあり、出荷は鈍い状況である。原油相場については、オミクロン株の影響で一時的に下落したものの、OPECプラス会合で協調減産の段階的縮小の方針が再び維持されたこととオミクロン株の重症化リスクが低い可能性が指摘されたことで再び上昇傾向にある。当面は70ドル台で推移すると予想される。 |
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商店街 |
佐世保市 *海外では新型コロナウイルス感染症のオミクロン株の流行が取りざたされているが、国内は現在のところ安定している。歳末にかけて人出が増加し、活況を取り戻したように思われる。集客イベントも実施したが、来場者も多く成果を得られた。新年2日の初売りについては、昼から来街者は増加して賑わいを見せたが、売上高については昨年並み又はやや微減したという声が組合員から寄せられた。 島原市 *年末は、昨年よりも若干帰省客は増加したようだが、以前はショッピングカートを引いて商店街へ来られていた年配のお客様が郊外店などに車でまとめ買いに行かれるため、商店街への来店は減少したと感じている。新型コロナウイルス感染症の影響か又は世代交代の影響か、各店舗や商店街としての対策が必要であると感じた。12月は高校生の実践的ショップ「島商ップ」の今年度閉店セールと併せて、商店街も「ゆとろぎの湯祭り」を開催し、ブラスバンドの行進などにより商店街が賑わいを見せた。歳末セールの中、商店街恒例の大型ガラガラ抽選会を実施し、当たりが出たらチャリンチャリンと鳴らすハンドベルの音が、歳末の雰囲気を盛り上げていた。 |
サービス業 |
旅館業 *修学旅行と県宿泊キャンペーンの効果もあり、宿泊者が増加した。但し、まだまだ一時的なものであり、新型コロナウイルス感染症の経済に対する影響には不安が残る。 旅館業 *前年同月より全体的に売上が増加した。県内の新型コロナウイルス感染者の減少に加え、長崎県民割「心呼吸の旅キャンペーン」と雲仙市民割キャンペーンの延長が功を奏している。 飲食業 *修学旅行生が20日頃まで入られて来たことに加え、年末の人出が増加したことから、前年比でプラス200~250%の大幅増となった。新型コロナウイルス感染症禍以前と比較すると、料理店では忘年会需要が大幅減であり、若干マイナスである。物販店は元々オフシーズンであるが、プラス40%程度となった。ただし、人々が本格的に動き出した10月~12月の3か月で見ると、コロナ禍前よりも依然としてマイナスである。来年については、オミクロン株の動向次第かと思われる。 |
建設業 |
建設業 *技術者や技能者の高齢化等で人手が不足している状況で、3月新卒者の県内就職率は大卒:34.3%、高卒:68.6%となっている。しかし、平成29年3月卒業者の3年以内の離職率が、大卒:38.3%、高卒:44.3%と全国平均を上回っており、担い手確保のあり方を産学官協力体制で進めている。 |
運輸業 |
運送業 *12月は例年並みの売上であったが、軽油価格の上昇で利益は悪化した。また、運転手を募集しているものの、中々応募がなく、厳しい状況が続いている。 |