経営情報
情報連絡員情報
毎月、県下の各業界より48名の情報連絡員の景況判断とレポートをもとに集計しております。
計算式:(「増加」「好転」した組合数-「減少」「悪化」した組合数)/有効回答数 × 100
※ただし、在庫数量についてはマイナスの場合には好転、プラスの場合には悪化の方向としています。
天気図マークの基準は次のとおりです。  
快晴:30~10 くもり:10~△10 雨:△10~△30 大雨:△30以下
1 月 期 景 況 天 気 図
1 月 期 情 報 連 絡 員 報 告
食料品 味噌醤油
*醤油、味噌共に出荷量は前年比微減。個人消費、業務用と昨年末にかけて持ち直しが明確化していたものの、新型コロナウイルス感染症オミクロン株による感染拡大から、減少等の動きが見られる。まだ新たな変異株への不安が残るが、今年こそ穏やかな1年に戻ることを祈る。
 
冷凍水産食品加工業
*新型コロナウイルス感染者・濃厚接触者、接触者が各組合員企業で発生しており、自宅待機を余儀なくされ、人員不足になっている。
 
食料品
*新型コロナウイルス感染症の影響で、輸入原料の調達が難しい状況に加え、以前からの原材料価格の高騰が重なり、非常にひっ迫している。
 
麺類
*昨年12月は観光客の増加等により、売上高は回復基調にあったが、年明けの新型コロナウイルス感染症オミクロン株の流行に伴う、まん延防止等重点措置適用の影響で、観光及び外食の売上が一気に落ち込んでいる。また、昨年来からの原材料や燃料の高騰により、収益性が悪化している。今後は価格改定(値上げ)を進めていく必要があるものの、顧客の飲食店等の状況を考えると厳しい状況にある。
 
麺類
*前年比が全部門ともに減少した。2月からは主商品の値上げを予定しており、先行きが不透明な状況が続いている。
 
酒類
*課税移出数量は、清酒が前年同月比99.4%、本格焼酎は103.5%、全体では102.0%であった。在庫数量は、清酒が前年同月比89.6%、本格焼酎は100.2%、全体では99.0%であった。
印刷 印刷
*新型コロナウイルス感染症の感染拡大により長引く経済活動の停滞が、業界の景況感に与える影響は大きく、ダメージも非常に大きいものとなっている。
窯業・土石製品 生コンクリート
*当月の出荷量は前年比103.6%と前年並みの出荷状況であるが、地区により前年比90%を切る地区もあり出荷に偏りが生じている。また、以前は官需が6割、民需が4割の割合であったが、昨今は官需が減少し双方5割ずつの割合となっている。
電気機器 電気機器
*新型コロナウイルス感染症の影響で受注が減少していることから、当面の売上減少は避けられない。国内では感染者が急増しており、県内でも連日過去最多を更新している。そうした中での営業の難しさを痛感しており、先行きは不透明であるが、限られた条件下での営業手法の模索に努める。先月に引き続き、公共工事の受注、客先の情報収集に力を注ぎ、営業活動から受注量の維持に繋げていきたい。
小売業 青果物販売
*1月は前年対比92%の取扱高となった。葉物、洋菜類の生育が順調で入荷も多く、単価安になった。果実類も、イチゴの数量が上がってきていない状況から売上が中々上がらない状況となった。また、まん延防止等重点措置の適用期間が終わるまでダメージが懸念される。
 
食肉販売
*年末需要の反動もあり、年明けから売上的には低調であったが、外食関連の持ち直しが見られ、観光関連及び飲食店等への業務用商品の納品が増加し、業界全体が堅調に推移していくものと思われていた。しかしながら、中旬から全国的に新型コロナウイルス感染症の爆発的な感染拡大があり、21日から再び、「まん延防止等重点措置」が長崎市と佐世保市において適用され、混乱を招き、納品先の休業が相次いだ結果、急激な売上減少が生じた。「事業復活支援金」の申請案内等も届いているが、大半の組合員が「給付まで経営体力的に持たない」と大きな不安を抱えている。
 
生花販売
*小売店舗の昼間に関して、売上は変わらないものの、仕入れ価格の高騰により収益が減少している。夜は、1月24日(月)から、まん延防止等重点措置の適用の影響により店舗の休業に入った組合員がいる。卸部門は、花材の出荷量の減少で単価が高騰し売上は増加している。加工部門は、売上は横ばいであるものの、仕入れ価格の高騰により収益が減少している。ブライダル部門は、まん延防止等重点措置の適用の影響によりキャンセルが相次ぎ、2月はほぼ全滅状態である。
 
石油販売
*ガソリン価格の高騰が続いている影響で需要減少が深刻化していたところに、新型コロナウイルス感染症の変異株であるオミクロン株が流行し人の動きも鈍り、まん延防止等重点措置の適用に伴い昨年度に比べ20%程落ち込み、油外収益も店頭活動を強化する事ができず、厳しい状況にある。原油相場については、ウクライナや中東情勢の悪化を受け上昇を続けており、現状では店頭価格が下落する見通しがなく、高値が続いていることもあり、今後の資金繰りも厳しい状況になってくると思われる。
商店街 佐世保市
*新型コロナウイルス感染症オミクロン株の国内での感染急拡大と、それに伴うまん延防止等重点措置適用の影響で、市中では再び外出自粛ムードが拡大しており、街内の人出も極端に少なくなっている。もともと消費が冷え込む2月ではあるが、それに輪をかける事態となっている。2月19日(土)からはプレミアム付商品券販売事業を計画しており、少しでも消費を促していきたいところである。
 
島原市
*新年からは、新型コロナウイルス感染症の拡大も収まり、景況感も回復することを期待していたが、変異株の影響で感染者は増加し、まん延防止等重点措置が適用されてからは更に落ち込んできたように感じる。商店街が指定管理している「ゆとろぎの湯」の前年同月比売上は103%と前年並みにはなったが、2年前と比較すると62%で、まだまだ新型コロナウイルス感染症の影響が続くと思われる。
サービス業 旅館業
*新型コロナウイルス感染症の変異株であるオミクロン株感染者の増加によって適用された、まん延防止等重点措置の影響もあり、著しく悪化している。
 
旅館業
*前年同月より全体的に売上が増加した。但し、新型コロナウイルス感染症の変異株であるオミクロン株の感染者数が増加した正月以降はキャンセルが続いている。
 
飲食業
*前年との単純比では、3~5倍の売上増加であるが、前年は年末年始の動きが全くなかった事も影響し大幅増となっている。前々年は1月にランタンフェスティバルが開催された事から、前々年比ではマイナス50%を超えている。まん延防止等重点措置の適用による再度の人流減に伴う収益悪化は当然あるが、更に原材料価格の高騰が仕入価格に影響を及ぼしており、今後も二重の苦しみが続くと思われる。
建設業 建設業
*長崎県の公共事業費は前年比で約7%程度増加しているが、人手不足の下請け業者確保のため人件費が増加していることに加え、新型コロナウイルス感染症の影響で資材価格が10%以上高騰しており、利益の確保が難しくなっている。
運輸業 運送業
*1月は例年並みの売上であったが、収益は悪化した。軽油価格の上昇が厳しい。また、運転手を募集しているものの、中々応募がない状況である。

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