経営情報
情報連絡員情報
毎月、県下の各業界より48名の情報連絡員の景況判断とレポートをもとに集計しております。
計算式:(「増加」「好転」した組合数-「減少」「悪化」した組合数)/有効回答数 × 100
※ただし、在庫数量についてはマイナスの場合には好転、プラスの場合には悪化の方向としています。
天気図マークの基準は次のとおりです。  
快晴:30~10 くもり:10~△10 雨:△10~△30 大雨:△30以下
2 月 期 景 況 天 気 図
2 月 期 情 報 連 絡 員 報 告
食料品 味噌醤油
*醤油、味噌共に出荷量は前年比微減。新型コロナウイルス変異株の感染拡大の影響から、業務用の持ち直しのペースが鈍化。そんな中、原料及び原油価格の上昇等の影響は大きく、業界は4月以降値上げが始まる。更なる改革が必要と感じている。
 
冷凍水産食品加工業
*原料すりみの価格がさらに上昇しており、収益が悪化している。概ね3月1日より製品価格の値上げを予定しているが、交渉は厳しい状況である。
 
食料品
*売上高が増加している企業もあるが、全体で見ると昨年より減少している。まん延防止等重点措置解除後の動向に期待している。
 
麺類
*2月はまん延防止等重点措置適用の影響で、外食、観光業向けの売上が低迷した。小麦粉、食用油等の原材料と燃料費等の価格高騰もあり収益状況は厳しい。価格転嫁については、各社まちまちではあるが、3~4月にかけてそれぞれ実施していく見込みである。
 
麺類
*2月より組合員からの仕入価格が値上げされたものの、その先のルートに反映させる事が難しい状況である。
 
酒類
*課税移出数量は、清酒が前年同月比165.7%、本格焼酎は103.7%、全体では118.8%であった。在庫数量は、清酒が前年同月比91.6%、本格焼酎は99.5%、全体では98.5%であった。
印刷 印刷
*新型コロナウイルス感染症の収束と景況感の回復に期待していたが、受注の減少と原材料の値上がりの影響が大きく、厳しい状況が続いている。
窯業・土石製品 生コンクリート
*世界情勢の変化と輸送コストの激増により、材料費及び輸送費が増加しており、価格転嫁せざるを得ない状況となっている。また、2月の出荷は本土地区は安定していたが、離島地区は出荷物件の偏在により前年の出荷量を割っている地区もあり、厳しい状況となっている。
電気機器 電気機器
*新型コロナウイルス感染症の影響で受注が減少していることから、当面の売上減少は避けられない。部品の欠品や納期遅延などの理由から、受注できても製作に日数がかかるなど、新型コロナウイルス感染症禍での生産性確保の難しさを感じている。そうした状況下でも、営業活動や公共工事の入札案件に注力し、何とか受注に繋げていきたい。
小売業 青果物販売
*2月の取扱高は107%となり、昨年と比べ若干増えてはいるものの、果実や根もの類の単価高のためと思われる。依然として新型コロナウイルスオミクロン株によるまん延防止等重点措置の適用下にあった影響で、飲食業や宿泊業への納品売上げがほぼゼロになり、資金繰りや収益状況にかなり影響が出ている。先が見えない状況に不安が募り、最後の聖域である、「雇用者の削減」に手を付ける組合員が多く出てきている。
 
食肉販売
*まん延防止等重点措置の適用により、県内観光宿泊施設及び飲食店等が時短営業・休業を余儀なくされ、それと共に組合員の業務用向け納品が急激に減少してしまい、売上・利益を大幅に失うこととなった。一方、小売業では「ウィズコロナ」のもと、的確な感染対策がとられ、客数を減少させることなく売上の確保ができたようである。しかしながら、一部仕入れ価格の上昇等もあり、収益面では若干の影響が出ている。
 
生花販売
*小売店舗の昼間に関しては、イベントの中止が多く、花束・アレンジ等の需要が落ちている。夜は、繁華街向け小売店5軒のうち、2軒が時短営業、他の2軒が休業、1軒が廃業となった。卸部門は、生産量が落ち、出荷本数が減少しているため、単価高騰による売上増加となった。加工部門は、単価高騰により品数を揃えきれず、売上が減少している。ブライダル部門は、婚礼のキャンセルが相次ぎ、日延べ・小規模化もみられる。まん延防止等重点措置の適用により、花業界全体が弱体化しているように感じる。
 
石油販売
*例年この時期は県外から多くの観光客が訪れ、需要の落ち込みを支えていたが、ガソリン価格高騰の影響とまん延防止等重点措置適用の延長により人の動きが一気に鈍り、需要の減少は深刻で厳しい状況にある。原油相場については、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻の影響を受けて高騰を続けており、卸価格を抑制する国の補助事業が発令されたものの、補助金以上に卸価格が上昇しており、店頭価格が下落する見通しはなく上昇傾向にある。
商店街 佐世保市
*まん延防止等重点措置が3月6日まで延長になる等、2月中は長崎県下でも広く新型コロナウイルス感染症が流行した。商店街は人通りも少なく、寒さも重なったせいか消費が落ち込んだようであった。その中で、2月19日より中心商業施設共通のプレミアム商品券を発行し、一定の効果が見られた。春からの景気回復に期待するところである。
 
島原市
*1月21日から続いたまん延防止等重点措置が2月中まで続いたため、商店街が指定管理している温浴施設「ゆとろぎの湯」は前年対比で58.6%、前々年比43.5%と落ち込んでいる。駐車場も前年比45.6%、前々年比39.4%と厳しい月となった。3月にオープンするイオン島原店が着工し、2月27日にイオン植樹祭が開催される等、段々とオープンが近づき、一般消費者も楽しみにしている様子である。
サービス業 旅館業
*まん延防止等重点措置適用の影響で、売上の低下が著しい状況である。
 
旅館業
*前年同月と比較すると売上が減少した組合員もおられるが、半数の組合員は売上が増加しており、全体的には30%の増加となった。だが、まん延防止等重点措置の適用による影響で芳しくない状況ではある。
 
飲食業
*前年比では約3倍、前々年比では80%程度となった。ランタンフェスティバル自体は中止であったが、ランタン装飾が点灯された19時以降に少し人出への効果があったようである。だが、多くの原材料・商品価格が上昇しており、販売価格への転嫁を進める必要がある。また、飲食業への偏った支援を見直し、他業種への支援が拡充されることを求める。
建設業 建設業
*技術者(建築・土木)の高齢化及び不足が続いている。担い手確保や新規受注を目的として、福利厚生の条件を変更し求人を出しているが、依然として3Kのイメージが払拭できていないのか、応募者はいない。下請け業者も、高齢化及び新規入職者が集まらないことから、人員を確保するのが困難な状況になっている。
運輸業 運送業
*2月は軽油価格の上昇で収益が悪化した。また、運転手の採用活動を継続しているが、なかなか応募がなく、厳しい状況が続きそうである。

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