経営情報
情報連絡員情報
毎月、県下の各業界より48名の情報連絡員の景況判断とレポートをもとに集計しております。
計算式:(「増加」「好転」した組合数-「減少」「悪化」した組合数)/有効回答数 × 100
※ただし、在庫数量についてはマイナスの場合には好転、プラスの場合には悪化の方向としています。
天気図マークの基準は次のとおりです。  
快晴:30~10 くもり:10~△10 雨:△10~△30 大雨:△30以下

5 月 期 景 況 天 気 図

5 月 期 情 報 連 絡 員 報 告
食料品 味噌醤油
*出荷量の対前年比は醤油、味噌共に微減。まん延防止等重点措置が解除され、修学旅行生が市電を乗り降りする姿や小学校の貸切りバスが行き交う光景と長崎駅周辺の活気は、以前の賑いを感じる。値上げ後の出荷量の増減が気になるが、それ以上に景気の上昇を期待したいところである。
 
冷凍水産食品加工業
*輸入すり身の価格が予想以上に上昇しており、需要期の年末には、更に40%アップするといわれている。秋口に2回目の製品値上げを検討しているが、到底吸収できる範囲ではない。廃業する練りメーカーが出てこないか危惧している。
 
食料品
*原材料価格等の上昇により、収益増収までは至っていない。雇用については、定年退職者の補充が追いつかない状況である。
 
麺類
*5月の連休以降、外食や観光客関連向けの売上が回復してきた。しかしながら、小麦粉や食用油の価格高騰により原価が上昇し、値上げを実施しても価格転嫁が追いつかない状況である。
 
麺類
*商品値上げの影響が大きく、全部門で前年比マイナスに転じた。
 
成年女子・少女服製造業
*受注の引き合いは増加傾向にあるが、中国によるロックダウンの影響で、原材料が入手しづらくなっている。国内からの原材料の手配も中々うまくいかない状況である。
印刷 印刷
*若干ではあるが、売上に回復の兆しが見えてきた。しかし、原材料等の値上げの影響もあり、景況の好転には未だ至らない状況である。
窯業・土石製品 生コンクリート
*令和3年度の官需は令和2年度比マイナス15%の実績であり、令和4年度4~5月の官需は前年比81%で約マイナス20%となっている。特に長崎・県央地区の落ち込みが激しく、政府が打ち出している国土強靭化計画は、現在のところ生コン業界とは無関係となっているようである。
電気機器 電気機器
*前年同月比において売上高は減少、収益状況は悪化、資金繰りは変化なし。
*新型コロナウイルス感染症の影響により受注が減少していることから、当面の売上減少は避けられない。部品の欠品や納期遅延から製作に影響があり、受注を逃すこともある。また、資材の高騰や欠品が進行し、利益率が下がってきている。こういった状況下ではあるが、営業活動や公共工事の入札案件に注力し、受注に繋げていきたい。

小売業 青果物販売
*新型コロナウイルス感染症への規制が徐々に緩和されたことで、少しずつ観光客が増え、ホテル、飲食店向けの納品業者を中心に売上が戻りつつある。しかし、新型コロナウイルス感染症以前の状況には程遠く、折からの食料品等の値上げラッシュで財布の紐は固い。また、季節商材のメロンとスイカは夜温が低いため中々成長できず、入荷が遅れている。結果、果実類の売上が立たない状況となった。取扱高は昨対比で96.6%である。
 
食肉販売
*新型コロナウイルス感染症の影響が残る中、前年と比較すると環境は改善されたといえる。まだ若干の制限はあるものの、ゴールデンウィークと共に帰省客・観光客の流入には予想以上のものがあり、業界も小売り、業務用卸ともに販売面で増加した。しかし、中旬以降はその反動から落ち込みが目立ったようである。業況については、大半の組合員がなだらかに戻りつつあると実感しているとのことであるが、一方では、急激な諸物価上昇により大幅なコストアップが懸念されており、早急な対応を迫られている。
 
生花販売
*小売店舗の昼間に関して、母の日需要による売上は例年並みであったが、仕入価格の高騰により利益確保は難しい状況であった。夜は、繁華街の景況感が新型コロナウイルス感染症が流行する以前のようには戻らず、やはり厳しい状況である。卸部門は、単価高の影響を受け、売上高が上昇した。加工部門の売上は例年並みであるが、仕入価格高騰により原価率は悪化した。ブライダル部門は、件数こそ例年より多かったが、1件あたりの単価は減少している。
 
石油販売
*3年ぶりに緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の規制がないゴールデンウィークであったが、新型コロナウイルス感染者の高止まりやガソリン価格高騰の影響もあり、期待していたほどの出荷には至っていない。連休以降も需要は低迷しており、厳しい状況にある。原油市場は、当面100ドル台で推移すると考えられる。
商店街 佐世保市
*5月初旬のゴールデンウィークを契機に外出する機会が増し、引き続き陽気が良いのも相まって、屋外に出ようとする気運が高まっているようである。一方で、商品の仕入単価は原材料の高騰や輸入制限によって上昇傾向にあり、いずれ売価の値上げに繋がってくると思われる。
 
島原市
*5月に入り新型コロナウイルス感染症の影響が多少緩和され、3月末にはイオン島原店が新築オープンしたり、商店街で独自に実施しているOh!BENTOマーケット等のイベントの影響により、以前に比べるとまだまだであるが、少しずつ来客数も増えてきている。
サービス業 情報
*業界としてはSEが引く手あまたの状況であり、昨年同時期に比べ、特に新卒者の応募が激減している。
 
旅館業
*売上高等は前年と比較すると微増ではあるが、新型コロナウイルス感染症流行以前と比較すると大幅減のままの状況である。
 
旅館業
*前年同月より宿泊数は増加した。
 
飲食業
*前年比約200%~230%増となったが、平成31年同月比ではマイナス10~20%程度である。まん延防止等重点措置が解除となり、一般の人出と修学旅行客ともに増加している。ゴールデンウィーク前半(29日・30日)も人出が増えていた。一方で、原材料等の仕入価格がほぼ全て上がっており、価格転嫁(特に小売)が出来ないようであれば、人出回復後の人員確保と併せて、厳しい状況になると思われる。
建設業 建設業
*建設資材の価格高騰や部材の納期遅延などにより、工事進捗の遅れやこれからの入札案件及び民間工事の見積もりに対して、資材価格高騰の見通しが不透明な状況で慎重になっている。
運輸業 運送業
*5月は全体的に荷動きが悪く売上は減少した。軽油価格の上昇の影響で収益は悪化しており、厳しい状況が続いている。

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