食料品 | 味噌醤油 *醤油、味噌共に出荷量前年比で微減した。出荷増を期待していたが、原料費に加え、燃料費・電気代高騰と更に厳しい状況となった。そんな中ではあったが、下旬からは長崎ランタンフェスティバルが開幕し、期間中には約53万人が訪れ、賑わった。当業界でも、輸出拡大に向けて国内外の食品展示会に参加されている。チャレンジし進化を願いたい。 冷凍水産食品加工業 *販売量は新型コロナウイルス感染症禍前に戻りつつあるが、原料価格・燃油に関する経費の増加は販売価格には一部しか反映されておらず、12月を除けば、収支は厳しい状況。 食料品 *販路開拓及び冬物商品により売上が増加した。しかし、原材料価格の高騰が収益を圧迫している。 麺類 *観光業や飲食店向けの売上は回復しており、売上高は前年比で増加している事業所が多い。しかし、原材料及び燃料光熱費の価格上昇が大きく、収益は悪化している。また、人手不足が続いており、経営環境は厳しい。各社が販売価格値上げに向けて動いており、随時、価格改定が実施されている。 麺類 *観光需要の拡大が続いているが、原材料価格の上昇分を販売価格へ転嫁できていない。内部留保を取り崩し、組合員が原材料を購入する際に価格上昇分の補填を行っている。 |
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繊維工業 | 成年女子・少女服製造業 *引き続き、受注量は旺盛に推移しているが、人員不足により消化不良状態である。人材確保に苦慮している。 |
印刷 | 印刷 *相次ぐ原材料価格の値上がりに見合うだけの十分な価格転嫁が難しい状況が続いている。そのために収益性も安定せず、厳しい業況に変わりはない。 |
窯業・土石製品 | 生コンクリート *12月、1月と前年出荷量から10%以上ダウンする低調な出荷状態が続いている。地区によっては前年比50%を下回っているところもあり、経営的に厳しい状況となっている。 |
電気機器 | 電気機器 *来年度以降の受注量は増加してきたが、今年度中の受注量は依然として伸びが少なく、売上は不変で推移している。新型コロナウイルス感染症禍や世界情勢の影響によって、部品の納入遅延や資材の高騰に直面している。 |
輸送機器 | 輸送機器 *香焼地区はボイラー関係の工場と研究所のみとなった。ボイラー関係の仕事量は、低い水準で横ばいであり、期待できる工事量はない。立神地区での艦艇造りも、令和5年1月には船殻部門から余剰人員が出始め、約1年ほど新造艦艇ドック艤装が空白状態になる。飽の浦地区では、造機関係の仕事で、バイオマスエネルギー関連のターボマシンの製作・組立て等を行っているが、低い水準で横ばいの状況であり、現状期待できる工事量ではない。パートナー企業の中には、本格的に県外の仕事に転換していくところも出てきている。。 |
小売業 | 青果物販売 *1月分取扱高は、昨年比118%となった。12月からの好天続きで青果物果実ともに前進出荷となり、その反動で一転、年初から高値続きとなった。また、下旬に到来した数年に一度の寒波により、葉物類と果菜類に深刻な影響が出始めており、更に高値となる懸念がある。 鮮魚介販売 *商業関係の業況においては、全国旅行支援とそれに係る地域限定クーポンの恩恵を受け、昨年秋以降同期よりも上向きにある。それらのカンフル効果を受けない1次・2次産業は、原材料・飼料の高騰を受け、価格転嫁ができずに苦戦を強いられている。メディア等で賃上げが叫ばれているが、当地区における中小零細企業・個人商店では、賃上げを賄う原資に乏しく、近々での対応は困難とみている。それに伴い、高賃金が見込まれる市外や県外に人員が流出していく傾向がうかがえる。当市においては、毎日1,000人前後の来客を見込める商業施設は当市場くらいであり、個店では人がまばらで活況感がみられない。 食肉販売 *業界では従来より当月上旬は前月の影響が残り、一般小売りの方は低調でスタートするのが常であるが、現状「経済を回す」という方向性のなかで開催された大規模イベントにより、コロナ禍前には及ばないものの観光・飲食に大きな動きがあり、業務用卸については若干の好転をみせた。しかしながら、この原料高・燃料高、人件費高など未だ不安定であるなか、ギャップを伴う価格転嫁の進み具合では、今後、ますます収支バランスが崩れるリスクが高くなるだろう。 生花販売 *小売店舗の昼間については、自宅用などの飾る花は好調だが、ギフトは減少している。夜間においては引き続き、休前日でない繁華街は閑散としている。卸部門では、品薄により相場が高いところで安定している。加工部門においては単価高により収益が減少している。ブライダル部門においては、新型コロナウイルス感染症の影響が緩和してきたこともあり、件数は増加した。人員のバランスが取れないほか、収益状況が悪化している。 石油販売 *低気温傾向と下旬の大寒波が味方となり、灯油については12月に続き前年比20%増の需要が生まれた。しかし、ガソリン需要に関しては、節約志向が強烈に高まっていることで外出が減少し、行楽地への移動も少なくなっているとの分析があり、前年比10%前後の減少を訴える声が多く、収益を大きく後退させている。直近数カ月は、前年比90%という状況が続いており、需要減少が深刻化している。 |
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商店街 | 佐世保市 *商店街の初売り(1/2)は天候にも恵まれ、午後から賑わった。業況も概ね昨年比では好調であったが、1月下旬の寒波襲来により客足は途絶え、前半の好況を相殺する形となった。 島原市 *毎年、初売りのムードが無くなりつつあり、福袋等を買う客も少なく、日頃の仕事の始まりのような雰囲気だった。イオン島原店の新築オープンから、今年の3月で1周年となる。それに合わせて行う商店街の女子会や青年部、他の商店街との合同イベント等の打ち合わせが活発になってきた。 |
サービス業 | 旅館業 *旅行支援策で宿泊客は増加傾向である。飲食部門は、まだまだ客数が戻ってきていない。 旅館業 *改修工事のため、前年比で減少した施設もあったが、概ね増加した。 飲食業 *前年から売上が倍増、新型コロナウイルス感染症禍前と比較しても約30%増となった。ランタンフェスティバルが以前と同じ規模ではないながら、開催されたことが大きく寄与した。開催以前(~15日)だけでは、昨年比約20%の売上増であった。全国旅行支援における地域クーポンの電子化は、旅行者と現場(商店)の双方に負担が大きい。 |
建設業 | 建設業 *恒常的な技能者不足により下請け業者を確保するために単価を上げて手配し、建設資材価格は軒並み高騰するなど(なかには鋼材価格50%上昇もある)、利益確保が厳しい状況である。そのなかで、従業員および担い手確保のために賃上げすることは、更に経営を圧迫させる厳しい要因となる。 |
運輸業 | 運送業 *1月は稼働日数が少なく、売上は減少した。さらに軽油の高止まりで収益は悪化し、運転手の募集にもなかなか応募がない。厳しい状況が続いている。 |