経営情報
情報連絡員情報
毎月、県下の各業界より48名の情報連絡員の景況判断とレポートをもとに集計しております。
計算式:(「増加」「好転」した組合数-「減少」「悪化」した組合数)/有効回答数 × 100
※ただし、在庫数量についてはマイナスの場合には好転、プラスの場合には悪化の方向としています。
天気図マークの基準は次のとおりです。  
快晴:30~10 くもり:10~△10 雨:△10~△30 大雨:△30以下

5 月 期 景 況 天 気 図

5 月 期 情 報 連 絡 員 報 告
食料品 味噌醤油
*出荷量前年比は、醤油味噌共に微増であった。出荷増で明るい兆しだが、食品値上げの影響が心配である。先日、自治体別人口の記事を拝見し、国内の人口が昨年80万人減少、2050年には全国で700以上の自治体が消滅するとあり、驚いている。今後、ますます厳しい状況になる。これを打破するために新規の取組が必要となる。
 
食料品
*物価高騰等により、消費者の買い控えの傾向がみられる。また、原材料価格の高騰で収益に繋がらない。
 
麺類
*原材料価格の高騰がひとまず落ち着き、販売単価も上がってきている。収益性は多少好転しているが、販売数量が落ちている。値上げの影響で多少の買い控えも起こっているようだ。小売店では、価格の安い商品へのシフトも見受けられる。
 
麺類
*売上高が先月に続いて微減となっている。組合員からの仕入価格を上げたものの、その先の問屋価格の値上交渉が容易にいかない。
繊維工業 成年女子・少女服製造業
*縫製業界は、先月と変わらず、アパレルメーカーより発注が少なく、単価が上がらず、ますます苦しい状況である。円安が加速しているが、海外生産シフトも変わらずである。メーカーからの値下げ交渉も多い。そういった状況は先月と変わらずである。
 
成年女子・少女服製造業
*縫製業では、紳士服、婦人、子ども服で受注にばらつきがある。また、人材不足が解決できない状況である。
印刷 印刷
*販売価格は安定してきたが、需要の回復が伴っていない。人材不足・設備の老朽化問題等の影響もあり、景況としては厳しい状況が続いている。
窯業・土石製品 セメント製品
*年々の事ですが、新築着工数がハウスメーカーを中心に減少している。ハウスメーカーを主に請け負っている所は、ハウスメーカーの決算時期によっても異なるが、やはり大きく現場が減少しているようだ。また、リフォームを主にしているところも、長崎市や諌早市でのリフォーム補助金を活用して件数を伸ばしているようだが、今年の長崎市の補助金に関しては募集のスパンが短いことから、お客様が直近の補助金まで工事を待っている状況が多数見られ、契約は完了しているものの着工ができないため、工事が無く暇を持て余している業者も多少みられる。 

生コンクリート
*品質管理監査を受検した全体の3割の工場を対象に、無通告で品質に関する査察を実施した。査察に入った工場の品質に問題はなく、生コンクリートの品質管理がなされていた。生コンクリートの出荷実績については、減少傾向に歯止めが掛からない状況となっている。
電気機器 電気機器
*工事関連の受注が増加している反面、技術者不足についての懸念がある。また、一部の電気部品の納期が長期化していることから、組合員企業での製作、出荷が長期化することがある。そのような中で、利益確保をいかに行うかを検討していきたい。
輸送機器 輸送機器
*昨年度と比較して 組合員全体では、造船関係は好転傾向、造機関係(機械・ボイラー・タービン)は不変から減少傾向にある。先月との比較でも、造船は少しずつだが好転傾向、造機関係は減少傾向にある。立神地区での工事量は、防衛省新造護衛艦3隻の各セクションでの艤装工事・試験運転など先月同様推移している。
小売業 青果物販売
*5月の取扱高は、昨年対比130%。春先からの低気温に加え、曇天、長雨による日照不足の影響でほとんどの青果物が異常高値となった。特に、キャベツは小売価格千円近くまで上昇。飲食店への影響が大きくなった。また、果実類も主力のメロン、スイカの生育が悪く、売上がなかなか上がらない状態となり、収益も若干悪化した。
 
鮮魚介販売
*新型コロナウイルスの影響に関する事業所の資金繰り支援の中心であった「ゼロゼロ融資」でるが、現在すでに返済が開始されている模様。元金返済開始までに、事業の立て直しができた先や事業環境が改善された先は、返済開始となっても特段問題はないようだが、大方の事業所は売上高がコロナ禍前までの水準に戻っておらず、一方で原材料・資材・燃油等の高騰で原価が上昇したことで収益が悪化し、資金繰りが厳しく、返済に困窮している先も多見されている。事業者は、取引金融機関と綿密に連携し、単に資金繰りの支援策を要請するだけではなく、抜本的な事業再生計画の策定と達成への助言及びその実践が求められる段階に来ていると思われる。
 
生花販売
*母の日の需要がかなり下がっている。小売り店舗は昼間、夜間ともに売上減少。卸部門も売上減少しており、いずれもコロナ明けの需要の影響あり。加工部門は、母の日後の相場安定のため売上横ばい。ブライダル部門は売上減少、昨年コロナ明けで婚礼件数が多かったため、その落差が大きい。
 
石油販売
*期待した大型連休商戦は、天候に恵まれた日も少なく、いまひとつ盛り上がらないまま終了し、ほとんどのSSで昨年同期と比べ減少した。今回の大型連休は平日3日を挟んでいたことや、物価高による節約志向もあり、安く、近場で、短くといった場所に出かける傾向が目立ち、ガソリン需要に反映されないGW商戦となった。新型コロナウイルスの5類移行前だった昨年と異なり、今年は5類移行で増販への期待もあったが、厳しい状況が続いている。
商店街 佐世保市
*クイーンエリザベス号の佐世保初寄港(5/10)を始めとして、外国人観光船の効果はあった。観光シーズンでもあり、国内旅行を楽しむ日本人の流入も多くあった。 *商店街では、5月中に2店が閉店し、空き店舗が目立つ傾向にあり、対策に苦慮している。
サービス業 旅館業
*GW明け、観光客が減少している。
 
旅館業
*施設によって、多少の増減はあるものの、全体的に前年対比110%だった。
 
飲食業
*売上は、前年比でほぼ変わらない数字で着地。但し、GWが好調だった月前半は前年比増で、修学旅行シーズンとなった月後半が前年比減となるなど前後半で差が出た。また、料理店においては、団体客及び一部欧米人ツアー客も見られ、堅調に推移している。
建設業 建設業
*建設資材等の価格高騰に加えて、人材確保や定着を目的に給与アップや休日など、福利厚生を他社と比較して見劣りしない対策を講じているため、総コストが10%以上も上昇する。また、公共工事受注競争もあり、経営状況はますます厳しい環境となっている。
運輸業 運送業
*4月より取引条件を変更していただいた事もあり、収益状況、資金繰りは少しながら改善しましたが、燃料の高止まり、人員不足等課題も多く、状況的には厳しい。

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