食料品 | 味噌醤油 *出荷量前年比は、醤油微増の味噌微減であった。猛暑の中、醤油・味噌共に出荷増の組合員もあった。品質向上と技術の研鑽及び食生活の向上と醸造技術の発達に寄与することを目的に全国醤油品評会、全国味噌鑑評会が開催された。醤油は9月27日に農林水産大臣賞及び大臣賞候補が発表され、味噌は11月21日に表彰式が開催される。 食料品 *人材が高齢化しており、募集をしても反応がなく、従業員確保が課題である。台風10号の接近に伴い、2日間製造を停止した企業もあり、影響が大きかった。 麺類 *各組合員で、価格改定を進めており、前年同月比で販売価格は上昇しているが、原材料価格を十分に転嫁はできていない。販売数量が減少傾向にある。 麺類 *通販部門の売り上げが過去最高となったが、後半、商品の供給不足で機会を損失した。繁忙期における商品の供給不足が今回もおきてしまい残念である。冬こそは、なんとか対策を講じて臨みたい。 |
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繊維工業 | 衣類 *時短操業を継続している企業もあり、決して景況が上向いているとは言えない状況ではあるが、単価が合わないだけで受注がないわけではないので、厳しい状況には変わりはないが、なんとか凌いで継続している状態である。 成年女子・少女服製造業 *猛暑の影響で秋・冬物の受注が悪く、原材料の値上がり分については、価格に転嫁できていない。また、人手不足は改善していない。 |
印刷 | 印刷 *資材価格の値上がりが続いている一方で価格転嫁は進んでいない。適切な価格転嫁を促進するため、顧客に理解を求めるための文書を配布するなど、適正化に向けての取り組みを進めている。 |
窯業・土石製品 | 陶磁器 *今年はお盆休み等を1週間以上取るところが多く、稼働日数が減少し、生産量も減少した。下請けの生地業者の廃業が続いており、産地としても深刻な問題となっている。 セメント製品 *全体的に仕事量が減ってきている。先月の台風上陸においては大きな被害は見られなかったものの、小規模の被害が多少みられ、補修工事等の依頼が出てきているようである。長崎市においては、リフォーム補助金をあてにしていた仕事が先延ばしになり仕事量が減り売上減少、資金繰り悪化に繋がっているようだ。また、次回10月の補助金が抽選方式に変わったことで、抽選に漏れた場合の受注物件の解約に繋がる恐れを危惧している所もあるようだ。来年の補助金はせめて1回か2回の受付にしてもらえる様にしてほしい。 生コンクリート *出荷数量の減少が止まらない。前年当月比は73%で27%のダウン。4~8月までの累計比は85%で15%ダウンの出荷実績となっている。地区によっては4~8月までの累計比が50%を切っている所もある。特に官公需要の出荷の落ち込みが激しく、官公需に依存している地域で発注がないところは厳しい状況となっている。 |
輸送機器 | 輸送機器 *昨年度と比較して 組合全体では、造船関係は好転傾向、造機関係(機械・ボイラー・タービン)は不変を維持している。先月との比較でも造船は少しずつだが好転傾向、造機関係も少しだが好転傾向にある。 |
小売業 | 青果物販売 *8月は長雨による生育不良に加え、高温障害も重なり入荷が少なく、昨対比130%と大幅な取扱高増となる。それに伴い価格に転嫁できず、収益状況も悪化となる。 鮮魚介販売 *米の販売について、マスコミ等の報道がさらなる不足感を助長することから、自己防衛心理により、全国的に米が品薄になっている模様。当地のスーパーや量販店などでは「お1人様1袋まで」との張り紙により、規制が行われるほどの社会現象となっている。組合では、幸いにも組合員から新米が日々順調に出荷されて来るので販売に支障はないが、購入後全国各地に「配送」の件数が格段に増加した。顧客から、「親戚や友人から地元で在庫がないので送ってほしい」と店頭買いと配送も増えたが、従来はあまり注文がなかったギフトカタログ販売やECサイトからの注文も増加した。これから本格的な秋になると米の品不足も徐々に解消されていくと思われるが、今の時代の社会現象の波紋の広がり方の速度と範囲、加えて消費者の行動の速さを実感した。 食肉販売 *小売部門では、月初より連日の猛暑の影響もあり、来店客数が減少傾向であったが、中旬以降は帰省客などによる一時的な需要も見られ、売上的にはある程度改善された。しかし、従前より消費者の生活防衛意識はますます高まっており、単価の高い商品は敬遠されたようだ。一方の業務用卸では、観光客などの交流人口の増加に伴い、観光飲食関連が好調で売上的には前年比10%程度の伸びを見せたが利益面では仕入原価の上昇、その他のコスト増などの影響が大きく厳しい状況は続いている。 生花販売 *すべての部門で前年比売上減少傾向。生花、切花、花鉢共に生産量減少に伴い仕入高になっている。小売りに関しては、食料品と異なり値上げがかなり難しい状況。4月ごろから花の需要が極端に落ちてきている。 石油販売 *酷暑の影響や台風による駆け込み需要によって、需要面では前年実績を上回るSSが大半であった。近年は前年を超えることがほとんどなく、久しぶりの好実績に胸をなでおろす販売業者は多く、天候による環境が需要を後押しする8月商戦となった。昨年度は、燃料油価格激変緩和補助金の段階的縮小を受け、ガソリン小売価格が最高値を更新したが、補助金の延長により、現在全国平均175円/リットル程度に価格制御されているため、当面、変動は少ないと思われる。 |
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商店街 | 佐世保市 *8月は連日の猛暑や月末の台風10号の襲来など天候の影響で商店街は人通りが減少し、売上も下降した模様である。もともと消費の動かない月であるので各店とも覚悟はしている。9月に入っても暑い日が続いているが秋らしい気候になることを待ち望んでいる。 大村市 *インフレと8月の猛暑、熱中症警戒アラートの影響があり、路面の商店街としては来街者の低下で打つ手がない状況であった 島原市 *7月20日、27日、8月3日、10日の計4回土曜夜市を開催した。4回目の10日は、帰省客の来場もあって売上が上がり、一番盛り上がった。8月24日には、島原青年会議所とのコラボで水祭りを開催した。駐車場に番傘のオブジェを展示したほか、アーケードの半分を使ってのミニ夜市を開催し、土曜夜市ほどではないが盛り上がった。 |
サービス業 | 旅館業 *8月は月初めにインターハイがあり宿泊客が多かったものの、8/15以降は前年より少なかった。 飲食業 *ほぼ前年並みの着地。但し、月前半はインターハイもあり、前年比プラス20%と大幅増となったが、中旬の地震、台風の影響か月後半は逆に前年比マイナス20%と大幅減。 |
建設業 | 建設業 *業界の担い手確保が深刻な状況である。社員の高齢化が深刻で、若年層に選ばれる業界・会社としての差別化やイメージアップ等、様々な人事戦略を図って求人を行うが、応募者ゼロである。その様な状況のため、特に技術者は65歳の継続雇用年齢を超えても引き続き雇用している。 |
運輸業 | 運送業 *新年度に入った後から、人員の退職が毎月出ている状況で募集しても入ってこず、人員の確保が課題となっている。収益状況としては運賃が上昇した分、前年度より好転しているが今後も人員が減少すれば厳しくなることが見込まれる。 |