食料品 | 味噌醤油 *出荷量前年比は、醤油味噌共に減であった。厳しいスタートである。長い歴史を持つ醤油味噌は、将来に繋がる持続可能な業界の基礎をしっかり作り上げていくために、人材の確保、育成、後継者が重要である。また、根付いた地元の味と地域の食文化の価値がしっかりと活かされた取組みと輸出取組みの強化が重要となる。組合として、国内外の情報を迅速に発信していく。 食料品 *冬物商品の売上が増加しているが、原材料及びエネルギー価格等の高騰で収益が上がらない状況である。雇用については、募集しても応募がなく、外国人労働者に頼る状態である。 麺類 *前年同月比で販売価格は上がっているが、販売数は減少した。売上金額は概ね増加した。一方、電力費、燃料費等が大幅に上がって、収益は悪化した。 麺類 *売上は、昨年と比べ微増で推移した。今年は旧正月が29日となった関係で、観光地などの注文も増え、やや好調となった。 酒類 *今月は壱岐酒造組合として、フランスからKura Masterご一行をお迎えして全7蔵の視察と試飲会を行った。組合として初の海外展開事業となり、各社大きな刺激となった。今後に繋げていきたい。 |
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繊維工業 | 衣類 *加工賃がなかなか上がらないので、依然として厳しい状況は続いている。先月より受注は増えているが、人手不足もあり、生産が上がりにくい状況でもある。 成年女子・少女服製造業 *3月までの受注は堅調であるが、人手不足は解消していない。 |
印刷 | 印刷 *原材料価格高騰の影響が続いている。併せて人材不足・人件費の増加による負担が増え、利益の増加が見込めず景況は厳しい。また、設備の老朽化が今後の課題となっている。 |
窯業・土石製品 | 陶磁器 *生産額は昨年とほぼ同額ではあるが、生産量は10%程度減少しているものと思われる。 セメント製品 *例年どおり、年末にかけて駆け込みの仕事が増え、仕事量は増加傾向にあるようだが、職人の高齢化も進み、雇用の面であまり人員が増えていない。仕事は増えても、工事に取り掛かれないという問題があるようだ。 生コンクリート *1月の出荷実績は前年比82.9%となった。10月から1月までの累計出荷も前年比78.2%の実績で出荷が2割以上落ち込んでおり、今年度末がどこまで落ち込むか予想できない。2023年度89万㎥あった実績も、2025年度想定数量は約75万㎥と激減する想定となっており、来年度も引き続き予測がつかない状況となっている。 |
輸送機器 | 輸送機器 *昨年度と比較して 組合全体では、造船関係は好転傾向 造機関係(機械・ボイラー・タービン)は不変を維持している。先月との比較でも造船は少しずつだが好転傾向、造機関係は横ばいである。立神地区での工事量は、防衛省新造護衛艦3隻の各セクションでの艤装工事・試験運転など先月同様推移している。作業人員も多少増員しており、修理艦は現在3隻、修理工事を行っている。造機関係(機械・ボイラー・タービン)は、新規工事やタービン関係の作成工事の受注があり 年内の工事量を確保している。またAS(アフターサービス)など出張で行い、先月予定より多少工事量が増えている。 |
小売業 | 青果物販売 *依然として入荷量は増えないが、単価高が続き昨対比156%の高い水準で推移している。特にキャベツ、白菜などの重量野菜に加え、輸送コストの上昇から北海道が主力のじゃが芋、玉ねぎも高値になった。よって販売価格が上昇したものの、売価に十分に転嫁できず収益状況も悪化気味。 鮮魚介販売 *1月は全般的に穏やかな天気が続いたが上旬が時化であり、漁業者もまだ本格的な操業には至っていなかった。例年、10日恵比寿が過ぎないと本格的な漁は始まらない。全体的には、天然ヒラス、ブリ、ヨコワ、カツオ、コシナガ等が多く出回り、赤身(鯛、甘鯛、糸ヨリ等)が全く入荷しなかった。青物もバラツキが多く、アジは高騰、サバは並、イワシ、キビナ等も高騰し利幅が全体的に低迷しているようだ。さらに、1月は年末、正月とお金を使っているので消費者の購買意欲が少なく、特に鮮魚商の方は悲鳴を上げている状況。鮮魚がもう少し魚市場に入荷しないと値は落ち着かないと思われる。 生花販売 *小売店舗は、昼間は品薄状態による仕入価格の高騰により販売価格に転嫁できず、売上と利益が減少した。夜間は繁華街の賑わいが戻らず売上減。卸部門は、夏場の作付け分が立ち枯れを起こし、超品薄状態になり、売上が減少した。加工部門は、品薄状態による仕入価格の高騰により、販売価格に転嫁できず、売上と利益が減少した。ブライダル部門は、件数が横ばいの状態。 石油販売 *12月商戦からガソリン需要不振は大きく、師走商戦の需要は昨年を下回ったが、1月商戦においても1月中旬に2度目の激変緩和事業の補助金が減額になったことで高値が続き、消費者の節約志向もあり、更に需要減少が進んでいる。しかしながら、補助金が減額されたものの185円を超える部分については引き続き補助金が支給されているが、円安と原油価格の上昇により、補助金支給単価は前月よりも増加している。 |
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商店街 | 佐世保市 *12月中、商店街の人出は概ね多かった印象である。忘年会シーズンもあり、特に夕方からは賑わった。インバウンドについては、寄港頻度は増えているが、下船後の購買はあまり芳しくないように思われる。 大村市 *食料品を始め値上の影響は大きく、不要不急の消費は抑える傾向にあり、売上は伸びない。会員、非会員に関わらず閉店が続いていて、小規模店は仕入価格上昇・値上による売上不振に加え、インボイス・増税・毎年の賃金上昇の流れに心折れ始めている。 島原市 *12月7日~1月11日ウィンターナイトフェスティバル、12月21日にクリスマス抽選会を開催し、お子様を中心に盛り上がった。12月21日~25日に歳末ジャンボ抽選会を開催し、5日間は、客数売上共にアップした。 |
サービス業 | 旅館業 *佐世保地区はインバウンドの流入も少なく、観光客、ビジネス客ともに減少している。客数が減少すれば、販売価格も下がるため売上が減少している。 飲食業 *売上は、前年比プラス20%程度と大幅増となった。年末年始の9連休とランタンフェスティバルが1月スタートだったことでの大幅増。また、1月の土、日は、年末年始の混雑を避けた分が分散したのか、例年よりも人出が多かったことが売上増の要因と考えられる。 |
建設業 | 建設業 *従業員の高齢化及び若年者採用ゼロのため、人手不足が顕著である。そのため、男女問わず工業高校だけではなく、普通高校へも求人を行っている。 |
運輸業 | 運送業 *今年度は気候の関係もあり農作物がどの品目も不作となったため、運賃は上昇したものの輸送量が前年より減少し、売上の増加に繋がっていない。また、燃料補助金が縮小されたほか、人員の増員ができていないことから厳しい状況が続いている。 |