経営情報
情報連絡員情報
毎月、県下の各業界より48名の情報連絡員の景況判断とレポートをもとに集計しております。
計算式:(「増加」「好転」した組合数-「減少」「悪化」した組合数)/有効回答数 × 100
※ただし、在庫数量についてはマイナスの場合には好転、プラスの場合には悪化の方向としています。
天気図マークの基準は次のとおりです。  
快晴:30~10 くもり:10~△10 雨:△10~△30 大雨:△30以下

2 月 期 景 況 天 気 図

2 月 期 情 報 連 絡 員 報 告
食料品 味噌醤油
*出荷量前年比は、醤油微増、味噌減であった。味噌の減少は厳しい状況で、早急に分析と対策が必要。なお、業界の1月~12月の累計対前年比は、醤油業界99.9%、味噌業界97.4%である。業界の輸出は、醤油味噌共に大幅増。輸出への取組みと海外向けの商品開発が必要。国内売上減少を補えるように願いたい。
 
食料品
*売上高については、冬物商品の需要が好調であることと販路開拓等で増加となった。しかし、原材料価格、エネルギー価格、物流経費等の上昇で収益の増加まで至らない。
 
麺類
*2月は悪天候のため、ランタンフェスティバルの来客が大幅に減少した。ランタン関連のお土産、飲食等の売上が前年比落ち込んだ。収益性については、電気代、ガス代、人件費の高騰でかなり悪化した。
 
麺類
*労働力不足が深刻な問題となっている。若年層の労働力が確保できず、企業の操業に支障をきたしている。また、原材料費の高騰が組合員のコスト構造に影響を与え、価格転嫁が難しくなっている。
 
酒類
*例年立春後は三寒四温を繰り返して徐々に春めいていくが、今年2月は平年に比べて寒冷であり、海上暴風の日も続いたため、観光客の入り込みが少なく、閑散としていた。
繊維工業 衣類
*受注が増えても、人手不足のため、断ることもある。加工賃が上がらず、最低賃金の価格転嫁が出来ていない状況である。物価高の影響に追いつけずにいる。
 
成年女子・少女服製造業
*受注は好調に推移しているが、人員不足のため納期への対応ができない。定年退職者の補充が難しく、見通しが立たない。
印刷 印刷
*販売価格は微増ではあるが、原材料費の高騰と光熱費の負担増による影響が大きく、収益状況の好転には繋がらない。依然として景況感は厳しい。
窯業・土石製品 陶磁器
*8月からの原料の値上げが大きな課題となっている。
 
セメント製品
*今年に入り、少しずつだが受注が増えてきたように感じる。昨年よりは問合せが増えたようだが、補修などの小工事が多く売り上げの増加にはさほどなっていない。ハウスメーカー等の元請けも、単価の値上げの話し合いを持っているところもあるようだが、多少の材料代の値上げのみで人件費までの増額にはなっていないのが現状である。人員に関しては、やはり何処も人手不足に悩んでおり、外国人技能実習生に頼っているところが増えてきた。

生コンクリート
*コンクリートの資格者確保のため、昨年10月に資格試験対策講習会を実施していた。資格試験の受験結果は、主任技師の全億合格率13.5%に対して6.3%の合格率で残念な結果であったが、技師の全国合格率30.4%に対し33.3%と3人に1人は合格しており、全国合格率を上回る結果となった。資格者確保については、今後も継続して実施していきたい。
輸送機器 輸送機器
*昨年度と比較して 組合全体では、造船関係は好転傾向、造機関係(機械・ボイラー・タービン)は不変を維持している。先月との比較でも造船は少しずつだが好転傾向、造機関係は横ばいである。立神地区での工事量は防衛省新造護衛艦4隻の各セクションでの艤装工事・試験運転など先月同様で推移している。作業人員は多少増員している。修理艦は現在3隻で、修理工事を行っている。造機関係(機械・ボイラー・タービン)は、新規工事 タービン関係の作成工事の受注があり、年内の工事量を確保している。またアフターサービスなど出張で行い、先月予定より多少工事量が増えている。
小売業 青果物販売
*2月も依然として青果物の価格は下がらず、昨対比135%となる。特にキャベツ、白菜など葉物類が高止まりで平均単価を押し上げている。それに伴い、販売数は減少傾向となった。また、冬の全国的なイベント「ランタンフェスティバル」も天候不順で客数は少なく、飲食への納品業者も伸び悩んだ。
 
鮮魚介販売
*2月は寒波、暴風により鮮魚の水揚げがほどんどない状況であった。また、積雪による交通障害で陸送便もストップし、鮮魚関係者も魚市場に行けない状態も発生した。自然災害には逆らえないが、連日のように暴風、高波、波浪が発生することにより、漁師も漁に出られずに魚市場に魚が集まらず、仲卸も少ない鮮魚を高く買わないと落とせないと負のスパイラルが続き、仲卸も鮮魚商も散々な月であった。また、鮮魚商も暴風、高波、積雪により営業できない日があり、売上に多大な影響があったと思われる。地球温暖化の影響による偏西風の蛇行を原因とする異常気象が、日本各地で発生している。国には、この問題を早く解決していただきたい。
 
生花販売
*小売店舗は、昼間は前月と変わらず品薄状態が続き、売上と利益が減少した。夜間は週末のみ賑わいがある状況。卸部門は、後半にかけて品薄状態であった花材が出てきている。加工部門は、原材料の高騰を販売価格に転嫁できず利益減。ブライダル部門は、件数は減少しているが単価が上がり、売上が上昇した。
 
石油販売
*2月はガソリン需要が弱い時期でもあるが、今期最大級の寒波が襲来し、山間部をはじめ、平地でも積雪が観測され、不要不急の外出が控えられたこともあり、ガソリン需要は前年度90%前後と厳しい状況が続いている。ただ、寒波が例年にないほど居座ったこともあり、灯油の需要は例年を大きく上回っている。また、寒気が緩んで以降は、雪で汚れた車の洗車需要が大きく引き上げられている。
商店街 佐世保市
*居座り寒波の影響で客数も例年と比べると激減している。本来消費の冷え込む2月であるが、特に今年の落ち込みはひどい。
 
島原市
*2/23(月)、本年度最初のにちよーマーケットを開催した。これまでは5店舗ほどの出店であったが、今回は10店舗の出店があり、盛り上がった。
サービス業 飲食業
*売上は、前年比▲20~25%と大幅減。前年は2月にランタンフェスティバルがあったが、今年は1月スタートであり、かつ期間中雪の影響もあり、大幅減となった。但し、1月・2月合算での昨年比でも約▲10%となっており、雪の影響がなければ減少幅は抑えられていたと思われる。ランタン期間中の人員確保が厳しく、休業日を設定するなど苦慮している。
建設業 建設業
*建築及び土木部門の技術者は不足しているため、新卒者及び中途採用を行うが思うように応募者が集まらない。また、技能者も同様に慢性的に不足し担い手が不在のため、直接雇用するなど対策を講じている。
運輸業 運送業
*燃料補助金の縮小により、燃料の高止まりが続いている。4月からはその影響もあり、タイヤ等の値上がりも決定しており、まだまだ厳しい状況が続いていきそうである。

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