食料品 | 味噌醤油 *出荷量前年比は、醤油微減、味噌減であった。味噌は2カ月連続の減となり、醤油・味噌の文化を更に広める策が必要と考える。全醤工連が主催する「第19回しょうゆ感想文コンクール」の入賞者が決定した。全国の小学生314点の応募の中から、長崎県より3名が入賞したため、該当の小学校を訪問し、3名の方に表彰状を授与した。「食育」推進の一環として継続を願う。 食料品 *冬物商品の製造終了に伴い、売上が減少している。冬物商品の原料を使用した夏商品を現在試作中である。 麺類 *光熱費(電気、ガス、重油)の値上がりが収益を圧迫している。今後は運賃や人件費が上がる見込みで、さらに収益悪化が見込まれる。価格転嫁を進めていきたい。 麺類 *組合員の中には、伝統的な製法を守りつつ、デジタル技術を導入しており、製造工程の効率化を図っているところがある。メリットを伝授して、産地全体のボリュームとブランド価値の向上を図りたい。 酒類 *焼酎仕込みは繁忙期で、生産在庫は増加している。3月とはいえ、寒冷の天気が続いたせいか観光客の入り込みが少ないように感じる。4月以降は、容器、資材や航送費の値上げが見込まれており、厳しい状況が予想される。 |
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繊維工業 | 衣類 *受注はあるのに、人手不足の影響か相手先の2次加工が間に合わず、やむを得ず休業する企業もあり、受注はあっても生産ができない状態であるなど、厳しい状況である。 成年女子・少女服製造業 *人手不足のため、受注増に対応できない。取引条件は、少しずつ改善に向かっている。 |
印刷 | 印刷 *売上高、販売価格は上昇傾向にあるが、収益状況の好転までは至っていない。人件費・光熱費高騰の影響が大きく景況感も厳しい状況が続いている。 |
窯業・土石製品 | 陶磁器 *8月からの原料値上げが問題となっており、今後の対応をどうするか産地全体として考えている。 セメント製品 *例年通り、春に向けて仕事量は増加傾向にあるが、昨年と比べると変わらないか少し減少したようにも思える。売上額については、材料費の高騰による値上げの分だけ増加しているが、収益にはあまり反映しているようには感じられない。人員に関しては、外国人技能実習生に頼っている事業所が多く、雇用関係はあまり良くない状況が続いている。業界の景況については、全国的にみると九州地方は関東より仕事量が多いようだが、全体的には減少している。 生コンクリート *出荷の落ち込みが止まらない。長崎・県北地区で出荷前年比70~76%、県央・島原地区で出荷前年比87~88%と本土地区全体が落ち込んでいる状態である。長崎県全体で出荷前年比81.8%と約2割出荷が落ち込んでおり、このままの推移であれば経営に影響が出る恐れがある。 |
輸送機器 | 輸送機器 *昨年度と比較して 組合全体では、造船関係は好転傾向 造機関係(機械・ボイラー・タービン)は不変を維持している。先月との比較でも造船は少しずつだが好転傾向、造機関係は横ばいである。立神地区での工事量は防衛省新造護衛艦5隻の各セクションでの艤装工事・試験運転など先月同様推移している。作業人員も多少増員している。修理艦は現在3隻、修理工事を行っている。造機関係(機械・ボイラー・タービン)は、新規工事 タービン関係の作成工事は3月末でほぼ終了、今後の工事量は、アフターサービスなど出張工事などが多くなってくる。4月以降工事量は減少傾向になると思われる。 |
小売業 | 青果物販売 *累計取扱高は124%と大幅な増加となる。しかしながら3月に入り、生産者の産地が出揃ったこともあり、青果物の高値もだいぶ落ち着きを取り戻し、取扱高は昨対比95%と前年を5%割り込むことになる。それに伴い、収益状況も若干ではあるが改善している。 鮮魚介販売 *3月も冷え込みと時化が続き、鮮魚の水揚げは例年に比べ減少している。特に白身魚(鯛、糸ヨリ鯛、メブト)、サワラ、サゴシが高騰し、納品(病院、介護施設)を持っている小売人には厳しい価格となった。鮮魚は自然との闘いなので、季節の変わり目は特に影響を受ける。また、青魚は例年になくイワシが湧いて、小網船のアジが全く上がらない。たまに大型船のアジが水揚げされる程度。その中で西沖物と対馬沖のアジ、サバは質が違うので買い付けも思案させられる状況である。年々、長崎の海の生態が変化しているように思われる。 生花販売 *気候の影響で1~2月の品薄から、3月に入り一転して供給が増加し過剰供給になり、極端な仕入単価安に転じた。極端な価格変動により、花業界全体が経営に苦戦している。小売店舗は、昼間は全体的に仕入価格が極端に下がり、売価も下がり、売上も下がっている。夜間は客単価の低下がみられる。卸部門は、単価安の為、売上が低下した。加工部門は、後半の相場下落により、過剰在庫による利益減になった。ブライダル部門は、新規が増えて件数は変わらず。単価はあまり変わっていない。 石油販売 *ガソリンの需要減少は時流で、少子高齢化や自動車の燃費向上、パワートレインの変化等といった構造的な要因により、年平均2~3%減少すると国は想定しているが、物価高の影響から、消費者の節約ムードは大きく、燃料油需要は3月商戦でも不振が続いている。例年3月は、人が動く月でもあるが、前年比90~95%前後という大幅な減販であり、これまでと違う3月に不安の色を強めている。 |
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商店街 | 佐世保市 *3月中に海外の大型客船が入港したこともあり、インバウンドの効果はあった。職場・学校の移動期であり、歓送迎会などで飲食店は賑わった。3月に入り、天候も安定してきたため、来街者の増加が感じられた。 大村市 *状況が好転する要因はなく、引き続き悪い。3月末でまた1店仲間が閉店となり、会員数の減少が、アーケードの維持管理など組合運営に大きく影響している。 島原市 *3月22日~23日にイオン島原店と6商店街の合同で、イオン・中央公園・中堀町商店街を使って、縁Joy marketを開催。イオンと中央公園にステージ、イオンと商店街に抽選会場を設置。各場所に、出店者ブースを設けて盛り上がった。 |
サービス業 | 旅館業 *何ら新しいトピックスがなく、ハウステンボスも縮小傾向であるため、今年の佐世保の宿泊需要は低迷している。 飲食業 *前年比▲5%程度の売上減となった。例年、月前半は大学生のグループ旅行が多いが今年は昨年ほど多くはなく、月前半だけで比較すると前年比▲15%程度。ただし、20日の春分の日以降は家族旅行が例年よりも多く、前半の落ち込み分をある程度カバーできた。4月13日スタートの大阪万博がこの先どの様に影響するのか注視する必要がある。 |
建設業 | 建設業 *建設業に対する若年層の理解向上や担い手確保を図るため、地元長崎で働くことや建設業の魅力をYoutubeミニドラマなどで発信。また、就職活動情報誌やテレビCMなどの広報活動が評価され、建設業福祉共済団より全国で唯一長崎県の業界団体が最優秀賞に選ばれた。 |
運輸業 | 運送業 *燃料の高止まりは続いている。原油価格の影響で4月からはいろいろな資材等の値上がりも決定しているため、運送業界は厳しい状況が続くと思われる。 |