県内組合事例紹介
五島手延うどん協同組合(長崎県)
住所 〒857-4211 南松浦郡有川町有川郷578-26 電話番号 0959-42-2655
FAX番号 0959-42-2998 設立 昭和59年2月
業種 うどん製造業 組合員 12人
出資金 180万円 地区 上五島
組合形態 産地組合 職員 2人
キャッチフレーズ
最果ての島から「波の絲」をインターネットにのせて
 五島ブランド手延うどん「波の絲」がインターネットによって全国に発信される。これまでの通信販売及び物産展等による拡販策から、情報化時代の最先端の手法の導入を試みる。
情報(ネットワーク)化の背景
 数年前、最果ての地、長崎県五島で組合事業として五島手延うどん「波の絲」が開発された。 その後、各地の物産展、デパートの催事等での即売、あるいは全国向けの通信販売(年2回のDM発信、約4千件の登録リスト)等によって、五島手延うどんは売上げも順調に伸び、長崎県を代表する地場特産品、五島ブランドとして成長した。 しかし、組合の体制上、これまでのやり方では自ずと限界があることから、中央会の指導に基づき、インターネット利用による全国展開を試みることとなった。
情報(ネットワーク)化の概要
 通信販売やイべント販売(催事での即売会)の経験を通して、より効率的な販売手法を考える中で、マルチメディアに取り組むこととなった。 平成7年9月、中央会の「組合情報ネットワーク現地指導事業」を活用して組合員を対象に勉強会を実施し、組合ブランド商品「波の絲」を全国的に売り出していく方策を検討することになった。 現在、長崎マルチメディア協同組合の専門家の指導により、インターネットのホームページコンテンツを作成中である。
成果
 現在のところは、ホームページ作成の段階であり、情報化そのものの成果を得るまでには至っていない。 しかし、最果ての離島にあって、日本全国、或いは、世界と自由にメールの交換ができること、そしてホームページを開設してビジネスを展開しようとする試みを目の当りにした組合員には、少なからず刺激と自信を与える効果があった。 また、島内の他の事業者に対して、情報化の波がこの離島までおし寄せているという現実を知らせる機会になった。 これまで背負ってきた地域的ハンディが次第に解消され、やり方によってはビジネスチャンスが広がるという希望を与えることにもなると期待されている。
(平成9年3月31日現在)

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