県内組合事例紹介
長崎県壱岐民宿協同組合(長崎県)
女性部等の名称 民宿組合婦人部 構成員 13人
住所 〒851-5214 長崎県壱岐郡石田町印通寺471 電話番号 09204-4-8011
FAX番号 09204-4-8234 設立 平成2年6月
出資金 186万円 組合形態 同業種同志型組合
地区 壱岐郡 主な業種 民宿業
組合員 40人 組合従業員 1人
キャッチフレーズ
おかみさんパワーでPR、自然派レジャーにも取り組む
 女性の力が大きい民宿経営で、組合設立前から観光客の誘致イベント、宿泊客相手のレジャー等、対外的PR、宿泊客サービスの実践活動を行ってきた。 組合設立後は、観光協会・行政から期待される実働部隊として、壱岐全島のPR活動も行っている。
結成の背景
 民宿経営は宿泊客の接待から食事の世話、宿泊施設の清掃等、女性の役割は大きい。 特に、対外的折衝やイベント参加等の表面的な活動は女性で、裏方は経営者である主人の役割となっている。 このような業界及び地域特性のなかで、全国への広報活動と民宿経営の情報交換、民宿運営の研究の機運が高まり、その中心活動主体として婦人部ができた。 当婦人部は、組合事業の一部であるとともに、各民宿及び組合自体の広報、イベント、研究の主力部隊の意味合いもある。 そのため、明確な組織形態はないものの、関係する事業ごとに13名を中心とした自主参加の形態を取っている。
事業活動の概要
 民宿経営の発展と壱岐民宿組合全体の振興、壱岐の活性化が活動の基本理念である。 年に一度は福岡及び他県で広報活動としてのイベントの展開及び年度ことにある地域記念行事へのイベントの参加を行っている。 これらは、広報活動の一環として捉えている。 夏季を中心に観光客を楽しませる娯楽行事(盆踊り、体験農園)も定期活動化している。 また、統一料理や土産品の研究開発は、商工会婦人部事業との共催で実施している。 さらに、平成10年度からは、宿泊客・修学旅行客向けの体験農園、海浜レジャーサービスを行う「グリーンツーリズム」事業に取り組んでいる。
成果
 観光協会・行政との協賛である壱岐イメージアップのイベントヘの踊りや土産品・屋台出店での参加により、福岡県を中心とした九州及び本州でもかなり壱岐の知名度と民宿の認知度が上がっている。 夏季の宿泊客は家族連れ、若者中心に定着化しており、まとまった観光客誘致により組合事業の共同配宿事業の取り組みが本格化している。 また、宿泊客サービスの体験農園や海浜レジャーサービスであるグリーンツーリズムの研究と取り組みにより、リピーターが増加し、修学旅行客も増加している。 この取り組みは、今後、組合本体の事業であるCl事業の実践サービスとして展開していくものと言える。 さらに、商工会婦人部と共同研究の統一料理や土産品開発等の研究は、青年部活動へと受け継がれ、着実に実のあるものになっている。
(平成11年3月31日現在)

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