県内組合事例紹介
長崎県石油商業組合
住所 長崎市元船町2-8竹島ビル5階
電話番号 095-826-4181 FAX番号 095-826-0649
組合員数 363人 出資金 非出資
設立 昭和38年4月 地区 長崎県
組合員の資格業種 石油販売業
組織形態 商工組合
組合専従者 4人 専従理事 1人
キャッチフレーズ
“こども・レデース110番の店”として、地域と共にいきるSS
 長崎県下600余のSS(ガソリン小売販売店)ネットワークを生かして“こども・レデイース110番の店”
(平成版駆け込み寺)事業に取り組み3年、今では地域から高い評価と熱い期待を寄せられている。
事業の背景
 価格競争の激しいSS業界では、常に“売らんかな”の販促策とマニュアル化された機械的な顧客サービスとが主流の販売手法となってきた。このような販売手法に対して、顧客が抵抗感を抱き始めてきた事は否めない。そこで、SS本来の役割を社会的な視点で捉え直し、顧客の立場に立った真の顧客満足経営の実現に向けて、社会的貢献活動を組合ぐるみ実践する事となった。
事業の概要
 県下の組合傘下SS600店余のネットワークを生かして①こども・レイデース110番の店②無料安全点検 ③救急ステーションづくりを柱とする社会貢献活動に取組んだ。中心となるのは①と③で、地域のこどもと女性の“駆け込み寺”的役割をSSが果たそうとする運動である。外部から2人の委員を含めた『構造改善推進委員会』を設置し活動の推進を図った。委員と事務局担当者が分担して、教育委員会、県警本部、学校、報道機関等に足を運び趣旨の理解と協力をお願いした。各SSでは110番の店として、バルーン人形、マニュアル入りポスター、告知ステカーなどを設置・掲示したほか、来店客に対して声をかけて主旨PRを行なった。
成果
 当初、活動の趣旨に疑問を抱く組合員も少なくはなかったが、3年間の取組みの中で、地域密着化を進めるために“社会貢献活動は効果ある事だ”と受けとめるSS事業者が70%を越えるようになった。また、地域住民や学校関係者の70%以上が“SSに対して評価を高めた”と答えている。更に学校関係者の90%以上が“今後もこの事業を進めて欲しい”としている。このように、調査結果を見ると、SS事業者が認識していた以上に、地域社会から高い評価と熱い期待が寄せられている事が示されているその表れとして、洗車キヤンペーン等のイベントの来店客が増えている。

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