県内組合事例紹介
協業組合長崎市古紙リサイクル回収機構
住所 〒851-1133 長崎市小江町1-10
設立 H15年4月 出資金 42,210千円
電話番号 095-841-9411 FAX番号 095-841-9422
組織形態 一部協業型組合 地区
主な業種 再生資源回収業・卸売業
組合員 11人
組合専従者 12人
URL http://nkrk.red/
キャッチフレーズ
オールインワンの理念に基づく古紙リサイクル
「All in One」の理念に基づき、再資源化できる古紙はすべて回収すると言う活動を続けながら、資源循環型社会の実現に寄与
背景と目的
 当組合は、競争力のある古紙回収事業を図るために中小の古紙回収事業者が協業組合化を進め、再資源化できる古紙は全て回収すると言う「All in One」の理念に基づく古紙回収事業を推し進めてきた。この動機・目標に基づいて当組合は、①長崎市内の集団回収への連携活動、②長崎市の委託事業としての古紙の回収、選別、圧縮加工、③長崎市内のオフィス古紙のリサイクルルート回収活動等を続けている。これらの活動を通じて、ゴミのない長崎県「ゴミゼロながさき」の実現に大きく寄与している。
事業・活動の内容
 再資源化できる古紙は全て回収するという理念に基づいて、古紙回収事業を進めている。この中で、長崎市内の事業系古紙(新聞、雑誌、ダンボール、シュレッダー済古紙等)の効率的な回収とリサイクルを進めるため創立された「ながさきオフィスエコクラブ」(会員数113人)の指定を受け、リサイクルルート回収を実施している。
 古紙価格が、中国経済の状況によっては大きく変動しかねないのは、今後の不安要因であり、単に回収古紙の増量だけでは解決しない課題である。例えば、RPF(廃棄物固形燃料)化のような、古紙の他用途利用の途を探る必要があろう。この点では、大学等の研究機関との共同研究を視野に入れた活動を展開している。
成果
 これまで焼却処理していたシュレッダー済み古紙の再資源化の活動は、平成20年度のストップ温暖化推進事業として「九州環境賞」を得ており、高い評価を得ている活動である。
 当組合はISO14001の認証を取得しているが、古紙回収事業が、環境問題・ゴミ問題に強く関連した事業であるという認識を、この機構に参加した全ての事業者(人)が持ちえたことも、行政(県・市)や他の事業者の信用を得たことに繋がっており、事業の成功要因の一つであろう。

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