県内組合事例紹介
協同組合三菱長船協力会・長崎県造船協同組合
協同組合三菱長船協力会
住所 〒850-0063 長崎市飽の浦町1-1 三菱造船所構内
設立 S37年11月 出資金 7,635千円
電話番号 095-861-6543 FAX番号 095-862-6712
組織形態 系列組合 地区 長崎市
主な業種 造船・造修業、機械製造業等
組合員 63人
組合専従者 4人
URL
長崎県造船協同組合
住所 〒850-0034 長崎市樺島町2-11
設立 S23年8月 出資金 6,019千円
電話番号 095-822-2483 FAX番号 095-826-0314
組織形態 同業種同志型組合 地区 長崎県
主な業種 造船業
組合員 6人
組合専従者 2人
URL http://www.zosen.sakura.ne.jp/
キャッチフレーズ
長崎の造船の灯をまもる
新規採用者に技能継承を目的として、造船造機関連の3団体で組織する「長崎地域造船造機技術研修センター」を設置し、技術・技能の伝承を行う
背景と目的
 近年、業界では団塊世代の熟練技能者が大量退職するため、製造現場レベルの技能の継承の円滑化が大きな課題となってきた。団塊世代の熟練技術を若手に伝承することは造船業界共通の課題となっているため、大手造船所に比べ教育体制が整っていない地元造船所並びに造船協力会社の人材育成を支援することを目的に、国、長崎県、長崎市などと協力して市内中小造船造機関連の3団体((協)三菱長船協力会、長崎県造船(協)、福岡造船(株)長崎工場協力会)で組織する「長崎地域造船造機技術研修センター」を設立した。
事業・活動の内容
 研修センターでは長船OBのベテラン造船マンを講師に迎え、三菱重工業香焼工場の教育センター等を利用してガス溶接や電気溶接、図面の読み取り方などを教育する他、ものづくりに携わる心構え等も身につけさせる。次代を担う新規採用者等に技術・技能の伝承を行う事業への取り組みを始めた。
成果
 入社しての新人に対する研修は、各社とも偏った教育になりがちなので、安全教育、規律訓練、造船関連基礎知識、基礎実習、その他応用訓練まで一貫した内容で基礎教育が適正に行われた。研修後の人材も定着率が高く、今後に期待が持てる。また、共同で実施しているため各社の費用負担も軽減され、コストメリットがある(個別的な効果であるが、研修費の安さから採用を拡大した企業もある)。
 今後基礎教育だけでなく、中堅社員研修、営業社員研修、高度な技術研修、幹部社員研修等まで展開して実施ができないか検討。それにより更なる技能の向上、定着率の向上が見込まれる。

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