県内組合事例紹介
長崎市新大工町商店街振興組合
住所 〒850-0017 長崎県長崎市新大工町5-19 大場ビル305
設立 S43年9月27日 出資金 637千円
電話番号 095-828-3286 FAX番号 095-828-3286
組織形態 商店街振興組合 地区 長崎市新大工町
主な業種 小売業、サービス業
組合員 64人
組合専従者 2人 専従理事 0人
URL
キャッチフレーズ
消費者への利便性、娯楽性、快適性の総合事業
宅配「買物代行サービス」、買物促進「まごころカード事業」、憩いの場「ふれあいコミュニティーセンター事業」の生活者向けの消費生活支援事業の実施
背景と目的
 商圏内世帯数と人口は、平成23年度で13,774世帯の28,156人で、65歳以上の割合は28.9%の8,141人である。また、商圏内に山間の住宅地を抱えていることから、高齢者の商店街への来街頻度が低下し、商店街の通行量も減少してきた。 そこで、高齢化に伴い来街できない高齢者には商店街側から商品を提供するサービスを行い、来街できる高齢者には目的を持って楽しく来街して買物してもらうための特典と休憩スペースを提供することで、高齢者の消費生活の支援を行い、商店街商店の売上の維持・向上を目的とした。
事業・活動の内容
 買物代行サービスは、消費者が「お買い物代行センター」に電話、FAX等で注文すると、スタッフが指定された販売店に消費者の代わりに商品を買いに行き、家庭まで即日配達する。また、消費者が自分で買物をしてセンターに持ち込み、自宅まで届けることも可能である。
 まごころカード事業は、65歳以上の方を対象に、スタンプ2倍や買上割引、粗品・記念品のプレゼントなど、各店各様のサービスを実施している。
 ふれあいコミュニティーセンター事業は、買い物客の休憩や交流、情報交換の場として利用され、施設の奥にはキッズサロンもあり、子育て中のお母さんの買物支援も行っている。
成果
 買物代行サービスは、自治会、老人会からの商店街に対する信頼が増し、地域行事での食品や雑貨品の購入に結びついている。まごころカード事業により組合員独自の高齢者サービスが可能となり、固定客密度が尚一層深まっている。ふれあいコミュニティーセンターは休憩所だけでなく、地域の住民活動や学校行事等の広報の場ともなっており、商店街内の公民館的な公共スペースに育ってきている。
 将来的に、買物代行サービスから安否確認・家事援助事業へ、キッズサロンから託児施設・学童保育事業へと充実発展していくことが期待できる。

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