県内組合事例紹介
平戸瀬戸市場協同組合
住所 〒859-4825 長崎県平戸市田平町山内免345-15
設立 H25年9月 出資金 7,580千円
電話番号 0956-21-1977 FAX番号 0956-57-3828
組織形態 事業協同組合 地区
主な業種 農業・漁業・食品製造業(水産練り製品、畜産食料品)
組合員 314人
組合専従者 58人 専従理事 0人
URL http://www.setoichiba.com
キャッチフレーズ
平戸の農水産物で、地域の活性化、組合員の所得向上
背景と目的
 平成23年、平戸市が田平シーサイド施設の整備事業で、荷捌き所と販売所を整備することが決定した。その当時田平町の当地区は閑散としていた。何とか地域を活性化したい、雇用を促進したいという思いで、販売所の指定管理者に応募し採択され、平成24年2月に平戸瀬戸市場を開設した。当初は運営が長続きするのか誰もが自信はなかったが、関係者の努力で順調に推移し、平成25年9月に当組合の設立に至った。
事業・活動の内容
 開設して3年が経過し、年々平戸瀬戸市場の来場者は増加、比例して売上も増え、現在順調に推移している状況である。当初は、半年大丈夫かなという評価であったが、営業活動の強化、平戸の水産物にこだわった販売をしたことが人気となり、地域への密着度を深め、組合員の拡大、売上げの増大に結びついている。また、当直売所では水産物が売上を牽引しており、全体の3割を占めている。魚は希望により2枚おろし、3枚おろし等無料でさばいて販売している。このサービスが好評となり販売量の増加に繋がった。2階で営業しているレストランは平戸大橋、平戸城、オランダ商館などの大パノラマを眺めながらの食事で、若者からお年寄りまで大人気である。
成果
 平戸の農水産物にこだわった販売、組合が危機感を持ち一丸となって地域の活性化のために活動したこと及びレストラン併設等が大きな成功要因である。また、管理体制も充実し日々の管理が行き届いている。
 外部環境の変化で、西九州自動車道が近隣の佐々ICまで延びたこと、平戸大橋が無料になっていたこと、及び平戸市のふるさと納税が日本一になったこと等が、好影響として上げられる。同時に、マスコミ等による知名度アップで、集客の増大、組合員の拡大、売上げの増大に結びついている。売上の推移を見ると、前々期496百万円、前期662百万円、今期は731百万円の目標であるが大幅に上回りそうである。また、これまでの取り組みが評価されて、平成27年11月に東京で開催された直売所甲子園では特別賞を受賞し、高い評価を受けることができた。

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