住所 |
〒850-0802 長崎県長崎市伊良林1丁目2番2号 |
設立 |
H10年5月 |
出資金 |
1,240千円 |
電話番号 |
095-895-7355 |
FAX番号 |
095-820-2447 |
組織形態 |
事業協同組合 |
地区 |
長崎県 |
主な業種 |
鉄筋工事業 |
組合員 |
19人 |
組合専従者 |
- |
専従理事 |
- |
URL |
http://www.nagasaki-tekkin.com |
鉄筋工組合における女性事務局長のさわやか13年間の成果
鉄筋工は建設工事の業種の中でも所謂「3K」のイメージが強く、若者・女性から敬遠されがちであった。また、19組合員は相互にライバル意識が強く、一体感が欠如していた。また、業界の抱える問題として、若年労働者の不足や従業員の高齢化の進行など解決すべき問題点があった。
事務局長は、理事長及び役員等と密接に連携を取り、専従者である女性事務局長が課題解決の推進役としての行動力、持ち前の明るさ・女性特有の誠実さ・きめ細かさ・他人への思いやり等、男性とは異なるソフトな管理・運営手法によって、徐々に役員・組合員に受入れられ、数々の成果を生み出した。
「鉄筋工のイメージアップ」については、組合の取組みとして、国のキャンペーンにも取り組んだが、事務局長が青年部の設立と長崎県中央会青年部への加入を提案し、異業種青年部との交流を深める過程において、青年部から主体的に出てきたアイデアであり、作業員ごとにバラバラだった作業服からスタイリッシュな作業服への統一化が各社に広がっている。
「若年労働者の確保」については、各地区の組合員の協力体制なくしてはできなかったことであるが、事務局長も常に各地区の高校等へ足繁く通って打合せを行い、生徒の考えや就職への思いをリサーチすることで成功を収め、結果として、2年で23名が就職、更に2名の女性鉄筋工が誕生し、11月から組合員企業に就職予定という予想を超える成果を上げることができた。
その他、組合員としての一体感の醸成、各種補助事業への積極的な取組みによる財務内容の黒字体質への転換、事業承継(組合員の8割が世代交代)の推進も進んだ。
女性事務局長を支える理事長・役員の支援・協力、意思疎通の良さなど、まさに爽やかな風通しの良さである。また女性事務局長の課題達成に対する熱い想いの強さ、実行力、フットワークの良さも達成要因である。
長崎県立長崎工業高校教職員実技指導研修風景
長崎県立島原工業高校生実技指導風景