青年部の活動は三点の狙いの下に行われてきた。一点目は、地域社会・業界団体と連携して当組合のPRを図ること。二点目は、青年部活動を通じて、次期経営者として、また、組合事業推進リーダーとしての素養を高めること。三点目は、常に社会の変化に目を向け事業変革のヒントを見出すことである。そのために、社会貢献を意図した、水源地周辺のボランティア清掃活動や、行政等の主催する各種のイベント等に協力参加を行ってきた。その活動を通じて、青年部と親組合の一体化が進み、強い信頼関係で結ばれることになった。

　前項三点の目的遂行のために、社会貢献を意図した組合独自の「浦上水源地周辺のボランティア清掃活動」の取組みや行政等主催の「水フェスタ」「まちづくり総合住宅フェア」等といったイベントへの協力出展を毎年実施してきた。また、青年部の人材育成事業とし、「視察研修旅行」を２年に１回継続して開催してきた。 　そして、九州管内の青年部とも定期的に協議会・懇親会を実施し情報交換及び親睦を図ってきた。さらに、全国管工事業協同組合連合会青年部協議会(以下「全管連青年部協議会」という)にも所属しているため、青年部部長が積極的に理事会や総会等へ参加し、他県の青年部組合との交流を図ってきた。
　平成３０年度は、１０月１３日（土）に全管連青年部協議会の交流会が長崎市内で開催され、全国より４０地区ほどのメンバーが来崎し、青年部活動の報告や懇親会により親睦を深めたところである。

　青年部発足から３０余年を経て青年部と親組合の関係が次第に密になり、強い信頼関係で結ばれるようになった。親組合の現在の理事は全員が青年部経験者であり、現在の青年部副部長は親組合の副理事長でもある。従って組合の事業推進において、若手集団である青年部が手となり足となって親組合を支えている。
また、青年部が中心になって１４年間毎年実施してきた浦上水源地周辺のボランテイア清掃活動取組についても、少しずつではあるが参加者が増え、最近では長崎県立長崎高等技術専門校配管設備科の生徒も参加するようになり、徐々に活動の幅に広がりを見せている。